福は………18 五条side ページ21
悟「何で傑は近場で俺が遠いんだよ……はぁ〜」
悪態をつきながら教室に向かっていたとき
硝「嘘言わないでください｡先生でもバラしますよ」
傑「落ち着くんだ硝子｡私も信じられないが先生がこんな嘘言うわけ無いだろ」
硝子と傑の声が聞こえてきた｡廊下まで聞こえてんぞ……
おそらく夜蛾先生も居るんだろうけど何の話だ？
悟「五条悟､ただいま戻りました〜…………って何この空気」
夜「悟､座ってくれ｡話すことがある」
悟「？」
夜「二人には話したんだが､落ち着いて聞いてくれ｡任務でAが死亡した」
は？何言ってんだ
誰が死亡したって？まずAは今日任務無かっただろ
悟「意味わかんねぇよ………何でだよ」
夜「………Aが探してた呪霊のことを悟は知っているだろ？そいつを祓う任務がAに任されたんだ｡それで呪霊は祓ったが………」
悟「その任務に行かせるつもり無いって言ったの先生だろ？何で止めなかったんだよ｡こうなるって予想できただろ！」
傑「悟､落ち着け！先生だって立場上どうにも出来ないだろ！」
わかってる｡わかってるけど………
何でAなんだよ
悟「遺体は？」
夜「無い｡補助監督が現場に行ったときには何も無かったそうだ｡あったのはAの残穢と血溜まりだけだ｡血液検査の結果Aだとわかり出血量の多さから死亡と判断された」
悟「…………俺頭冷やしてくる」
今は授業なんて出てる余裕無い
気持ちの整理がつかなくて何も考えらんない
なぁAお前どんな気持ちで任務行ったんだよ
補「五条さん少し良いですか」
悟「………ん？」
補「急にすみません｡どうしてもこれを渡したくて」
悟「っ！？」
補助監督に渡されたのは俺がAにあげたお守りだった
少し血が滲んでる
補「それ､現場に唯一残ってた物なんです｡五条さんとAさん最近仲が良かったので渡すなら五条さんかと思ってたんですが」
悟「……………」
補「…………Aさんの事探さないんですか？遺体は無かったし､もしかしたら生きてる可能性もありますよ」
生きてる可能性は確かにある
俺もそう信じてるし､そうであってほしい
悟「探さねぇよ………あいつに言われてるから｡"私が消えても絶対探さないで"って」
少し時間かかるけど俺は前に進むよ
じゃないとAに怒られるからな
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怠惰の兎(プロフ) - 猫。さん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて私も嬉しいです！！ (2021年2月19日 11時) (
レス) id: b3a75b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
猫。(プロフ) - はい好きとても好き大好きです！いつも楽しく見てます…！更新頑張って下さい！ (2021年2月18日 20時) (レス) id: 8802d4ec33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怠惰の兎 | 作成日時：2021年2月1日 0時
