福は………10 五条side ページ11
．
悟「はぁ〜」
任務が予定より早く終わった｡てか終わらせた
今なら午後の授業には出れるだろ
いつもは任務後なんて疲れてるからサボるけど今日はAが一人だから出ようと思った
『場所は！？』
夜「落ち着け｡場所は都内の公園数ヵ所だ」
悟「ん？Aと先生か？」
二人の話してる声が教室の中から聞こえる
今入るのは止めておいた方が良いか？
なんか真面目な話っぽいし
夜「………A､この呪霊は特級として扱われる事になった｡意味はわかるな？」
『………今の私に祓うのは無理という事ですか？』
夜「そうだ」
『家族と親戚の仇なのに私に黙って見てろって言うんですか！』
家族と親戚の仇？
あのAが声を荒げるくらい憎んでる呪霊か………
夜「………すまんな｡話は以上だ」
『っ……夜蛾さんお願いです｡この呪霊の任務は私に行かせてください！』
夜「…………」
『夜蛾さん！』
話を終えた先生が教室から出てきた
全部聞いてたし今さら隠れるつもりもない
夜「………聞いてたのか」
悟「………まぁ」
夜「……………悟､あの子を任せても良いか？」
悟「出来る事はする……」
とは言ったけど今のAになんて声かけてやれば良いんだ？
慰め方なんて俺知らないんだけど
とりあえず教室に入るか
悟「A？」
『…………おかえり五条君｡早かったね』
悟「ん……………何で顔上げねぇの？」
『情けない顔してるから見られたくないの』
机に伏せて顔を上げないAを見て何となくわかった
泣いてるんだなって
悟「……さっき先生と話してた事気にしてんの？」
『聞いてたんだ』
悟「……」
『五条君は悪くないし気にしなくていいよ』
会話終了したけど……
俺いつもはウザいくらい話せんのに何でこういう時駄目なの？
誰か俺に人の慰め方教えて！
傑！硝子！頼むから早く戻ってこい
『聞かないの？何があったのか』
悟「聞いたら教えてくれんの？」
『五条君になら話しても良いかな』
悟「なら聞く｡その前に顔上げろ」
『………わかった』
やっぱり泣いてた……
話聞く前に目元冷やさせるか
傑と硝子に目が腫れてるの見られたら真っ先に俺が疑われるし
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怠惰の兎(プロフ) - 猫。さん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて私も嬉しいです！！ (2021年2月19日 11時) (
レス) id: b3a75b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
猫。(プロフ) - はい好きとても好き大好きです！いつも楽しく見てます…！更新頑張って下さい！ (2021年2月18日 20時) (レス) id: 8802d4ec33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怠惰の兎 | 作成日時：2021年2月1日 0時
