隙を見せたら食べるよ？【五条悟】

食われる5 ページ6

今日は久しぶりに休み
なので家でゆっくりしてます



『学長には感謝しないとね』



呪術師は人手不足なのが現実だ｡しかも等級が上になればなおさら｡だから忙しいのは当たり前なんだよね



『今日は任務の事を忘れて「お邪魔しま〜す」はぁ……』



悟「やっほーA､暇だから来ちゃった」



『五条くん､不法侵入って言葉知ってる？てか何で入ってこれたの？鍵閉めてたけど？』



悟「まぁ僕が本気を出せばこれくらい余裕だよ」



そういう問題じゃないんだよ｡親しき仲にも礼儀ありだよ？いくら同期でも不法侵入は許されないよ？わかる？



『もう帰ってよ！私今日は久しぶりの休みなんだから邪魔しないで』



悟「何言ってんの？何もしないで帰るわけないじゃん」



『ちょっと待って五条くん…………』



悟「待たないよ｡Aが足りない､だから触らせて」



駄目だ今日こそ止めないと
いや､言わないと！流されちゃダメ！



『五条くん……あの…………こういう事は好きな人とやって！』



悟「…………そうだよね｡ごめんA､色々順番飛ばしすぎてたよね」



『ん？』



悟「……あのさ今更だけど､僕はずっとAが好きだったんだ｡だからその､色々やり過ぎたスキンシップをしてたんだけど……」



『ちょっと待って五条くん！……あのつまり私が好きだからあんな事をしてたと？』



悟「うん！僕､好きな子は苛めたくなるんだよね」



それは言わない方が好感度上がるよ｡そっか私嫌われてる訳じゃなかったんだね
良かった…………いや良くない




『あのね五条くん｡好きって思ってくれてる事は嬉しいの………けどね私、五条くんは同期としか見れないです！ごめんなさい！！』



悟「は？…………え？なに？俺フラれたの？」



『えっと……そうなる､かな？あはは………』



悟「…………嫌だ……俺､絶対お前の事諦めないから！」



『えっ！？諦めないの！？』



この流れ的に断られて諦めて､お互い友達に戻りましょうじゃないの？えっ予想外なんだけど……



悟「当たり前だろ｡俺の一途な思いバカにすんなよ｡絶対俺の事好きになってもらう！手加減なしだ！」



『…………』




悟「マジで食ってやるから覚悟しとけよ？もう待たないから」







あぁこれは捕食者の目だ


どうやら私は猛獣を起こしてしまったようです
私が逃げ切るか､彼に食べられるか
本気の攻防戦がスタートです

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