さんじゅういち 。 ページ32
髪の毛を適当に乾かして、ベランダらしきものがあったから少しだけ外に出る。
額に少し、手を触れながらさっきのことを思い出す。
____ キス、されちゃった。
思い出すだけで、顔が暑くなるし、どうしようもなく強くなってしまう気持ち。
手すりに置いた手がひんやりとして、気持ちいい。
その手の上に自分の顎をおいて、街を見下ろす。
こんなちっぽけな街に住んで、じゅん兄と出会ったんやって思うと、なんか奇跡、なのかななんて柄にもなく考えてしまう。
黄 「 Aー？ 」
中から私を呼ぶ声が聞こえて、 それと同時に足音も近づいてくる。
黄 「 なにしてんの？こんなとこで。 」
『 んー、風に当たりたかった ( 笑 ) 』
黄 「 今日寒いねんから中入り？ 」
中に入って、携帯を開くと、友達から連絡が来てて、
ゆい 今日先帰ってごめんね( ;ᯅ; )
Aんーん、大丈夫やで。また会社で。 おやすみ。
それだけ送って、携帯をしまう。
じゅん兄の方を見ると、髪が濡れたまま荷物の整理とかしてる。
『 じゅん兄、髪！乾かしたげる 』
黄 「 ほんま？ありがとう。頼む。 」
じゅん兄はベットの上で作業をしてるから、ゆっくり失礼して、
ブォーーーーンと言う大きな音を出しながらわしゃわしゃと髪を乾かしていく。
指を通して、すり抜けて、
ほんまにさらさらやなぁ、羨ましい。
乾かし終わると、とん、と私の方に倒れてきて、
『 じゅん兄？ 』
顔を除くと、眠っていた。
疲れてるもんな 。 仕方ない 。
起こさないように 、 ゆっくり寝かせてあげて、布団をかけて、私も眠りについた。
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沙羅(プロフ) - いきなりすみません！�陲舛磴鵑涼太呼�、10月じゃなくて12月ですよ！ (2019年7月21日 10時) (
レス) id: aca99a9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
Faith - 面白かったです！頑張って下さい！ (2019年7月20日 14時) (レス) id: 387ceeb55f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年7月19日 3時
