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その頃、Aはスーツに着替えて本庁へ向かっていた。
左上の襟には捜一(そういち)のピンバッジ。
そして、手には現役時代から愛用している黒のバーキン(新古)のバッグ。
ちなみにこれは、今泉から送られたもの。理由は至極簡潔である。
Aが使っていたカバンを今泉が壊したのだ。弁償である。
その日、今泉が奥さんにこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
Aは本庁へ向かう最後の曲がり角を曲がった。聳え立つ高層ビルを見上げながらAは歩を進めた。
すると、向かいからつい先程まで一緒にいた菊田が歩いてきた。
「あ…ちいさん…」
A「菊田さん大塚行ってたん?」
「そ、今帰りだ」
A「お疲れさまです」
合流して入り口までの階段を上る。
中に入る際は、Aは顔パスなので問題ない。悠然と菊田のあとをついて入った。
そして捜一(そういち)の部屋に近づくにつれてAは少しワクワクしていた。
久々の本庁だ。少し顔を出しても良いだろう。
そんな気で近づくと、何やら捜一(そういち)内が騒がしいようだ、菊田が「ちょっと見てきます」と行って中に入る。
Aは少し顔を入れて見ると、そこには何回か見たことのある刑事の横に姫川、そして石倉になんとあの所轄の猿である井岡が居た。騒音の元凶は猿だったのだ。
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しぉりん(プロフ) - 何年も前に別の小説サイトで書いた私の作品の盗作だと分かりました。消してもらえますか。 (2018年6月24日 23時) (レス) id: 77c989b7e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒澤萌愛 | 作者ホームページ:
作成日時:2014年7月11日 19時