【オリジナル】幻怪禄～知ってはいけない怪～ (ページ22)

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陽「心配かけました、もう大丈夫です」

瑠奈「陽お姉ちゃん！もう泣いちゃやだよ？」

陽「うん！ごめんね私もう泣かないから」

抱き着いてきた瑠奈ちゃんの頭を優しくなでる。

その様子を加々美さんが見ていてなんだか少し照れ臭い...

宇録「で、あの怪物の正体は何だったんすか？」

先ほどの女の人を病室に寝かしてきたようで戻ってきた宇録さんが聞く。

加々美「あれは羅刹鬼だ。人を惑わしそして喰う鬼。なかなかの強敵のはずだが...玲くんのおかげで助かった」

玲「いえ！けどあれより強い鬼がきたら流石に僕の力も限界に近いかも」

すると玲と呼ばれた男の子は宇録さんの後ろから現れた。

陽「あっ、君はあの時加々美さんといた...」

玲「自己紹介まだでしたね！僕は御巫玲今病室で寝てるけど紅羽姉の弟、今回は羅刹鬼の動きを封じるために来てました！お姉さんの名前は？」

陽「私は神々廻陽っていうらしいです。記憶がなくてはっきりとした自己紹介ができなくてごめんなさい...」

玲「全然！ないものはしょうがないですよ、けど神々廻と瑠奈の名字の陰地...どこかで聞いた覚えがするけど...」

うーんと頭を捻る玲くん、思い出したらまたその時話しますと言われ話が終わった。