【オリジナル】幻怪禄～知ってはいけない怪～ (ページ16)

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加々美side

陽「あ、ありがとうございます。すぐ戻りますんで...」

その言葉を聞いて1時間たっても彼女は戻ってこなかった。

宇録「なぁ、陽ちゃん遅くないっすか？」

加々美「ああ、まさか何か起こったんじゃ...」

話しているとズンという重い空気が走った。

しまったアイツに境界線を張られた。

宇録「加々美...今の...」

加々美「間違いない、クソ。追いつくのが早いんだよ」

彼女を一人にしてしまったことを責めながら陽から電話が来ていないか確認しようとスマホを取り出すと紅羽から電話がかかってきていた

紅羽「あ、やっと出た。気づいてると思うけど出たわよ。今回で確実に仕留めないと彼女たちの命に係わるわ。すぐそっちに向かうわね。」

加々美「おい彼女たちって...切られたか...他にも巻き込まれた人がいるっていうのか？」

宇録「思い出した！やばいっすよ巻き込まれたもう一人絶対同じく屋敷にいた瑠奈ちゃんっすよ！」

加々美「何、あの子もこの病院にいたのか。くっ早く手を打たないとな」