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ナースステーションという看護師さんの部屋に入ると一名何やらパソコンを見ていた
良かった、誰かいるだけでも安心感がある。
思い切って話しかけてみることにした。
陽「あの、すいません...」
看護師「どうしましたか？」
陽「怪物が出たんです！本当です信じてください！」
看護師「ふふっ、面白いこと言う子ね。その怪物ってどんなモノ？」
陽「えっと...人型なんですけど角が生えてて...近寄りたくない雰囲気の...」
看護師「へぇ、それって...」
看護師が不気味に微笑むと看護師の背後にアイツが現れた
看護師「こんな怪物なんでしょう？ｱﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！！」
甲高い笑い声を出した後看護師は煙のように姿を消した。
― モウニガサナイ ―
陽「こ、来ないで！」
怪物が陽に触れようとするとお守りの力が働き怪物を弾き
怪物は狼狽えながら姿を消した。
突然姿を消した怪物に呆気にとられていると廊下の方から子供のすすり泣く声が聞こえた。
警戒しながら廊下を除くと。9歳くらいの幼い少女がいた。
少女を見てドクリと本能が危険信号を送っているが
ほっとけないという気持ちが強く少女に近づくと。泣きながら陽に抱き着いた
少女「ﾋｯｸ、怖かった...怖かったよう...」
陽「安心とは言えないけど、私が守るから安心して？」
少女「うん...私陰地瑠奈っていうの。お姉さん何て呼べばいいかわからない」
陽「私は神々廻陽。瑠奈ちゃんはあの怪物見たの？」
瑠奈「ちょっと前に見たことない屋敷であのお化け見た！けどまたいるなんてもう怖いよう...」
と再び泣き出す瑠奈を見て陽は全てを察した。
陽(つまりあの怪物は私たちを再び捕まえて喰う気なんだわ。けど絶対にそんなことさせない！)
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作者名：くっくう | 作成日時：2019年7月25日 0時
