2.【日番】 ページ2
さて、始業式から1週間と何日かが過ぎた今日。物凄くめんどくさい係を任された。
日番である。
日番は2人制。せやから自分の番が回ってくるのも早い。
仕事に慣れたら1人ずつになるらしいけど·····2年生やで??慣れとるに決まっとるやん。まぁええんやけど。
というか相手誰やっけ、美澄やっけ?
っていうのは覚えとったんよ。
朝までは。
朝練しとったら今日日番やったこと全部忘れてて現在放課後!!!
さすがに相手に任せっきりになるのは釈然とせぇへんし、日番のやること終わっとっても謝罪だけでも入れに行こうと昇降口から猛ダッシュで階段を駆け上がった。
「すまぁぁん!!、部活あって忘れとっ、た、
って、あれ…?」
美澄は自分の席に突っ伏して眠っていた。
起こす…?いや起こさなあかんよな…部活あるんやけど、えっか。背に腹はかえられん。
「美澄サン?おーい」
新緑色の髪を指で掬い目元を覗く。
メガネ付けたまま寝るんか。痛ないん?知らんけど。
『…あ、?あっっ!宮に日誌…っ
っておったんか…。日番すっぽかして何やっとるんよ。』
「朝までは覚えとったんやで??これはほんまやねん」
『嘘っぽ、』
「なんでや!!
はァ、まぁすまんな。一日任せっきりしてもたわ。次の日番は俺が1人でやっとくからおあいこにしてや」
『…そんな謝らんでもいい。
そんなことより日誌の最後に2人分感想書かなあかんらしいからでかい文字でも何でもええから早う埋めてください。』
そう言うと美澄はあれ?メガネどこだっけ?というふうに身の回りを見渡す。
「あーい…。
てか美澄メガネかけたまま寝とったけど。探し物のメガネ顔についてんで?」
『…ほんまやん』
顔を赤らめてブリッジを押し上げる美澄。
それを見て魔が差したのだ。
「ちょっと1回メガネ外してみぃひん?」
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kurosanyanen(プロフ) - メグメグさん» コメントありがとうございます!そろぼち新作を考えてるのでまぁまぁに期待してくださると嬉しいです笑 (2020年4月5日 2時) (レス) id: a7e831e146 (このIDを非表示/違反報告)
メグメグ - 初コメ失礼します…多分初コメだったはずですw完結おめでとうございます!作者さんの文才が素晴らしく思います!新作の小説が出来たらすぐに飛んでいきますので!! (2020年3月28日 16時) (レス) id: cb17b2775c (このIDを非表示/違反報告)
kurosanyanen(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます!がんばりますね! (2020年3月27日 1時) (レス) id: a7e831e146 (このIDを非表示/違反報告)
kurosanyanen(プロフ) - 白井りーさん» ありがとうございます! (2020年3月27日 1時) (レス) id: a7e831e146 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 初コメ失礼します!もう、、好きです。そして絵上手ですね!うらやましいです!これからも更新楽しみにしてます。無理しない程度で頑張ってください!応援してます!!! (2020年3月19日 14時) (レス) id: 0d6f6a630f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろさんやねん | 作成日時:2020年3月8日 11時