前世戦闘系審神者は鬼を狩りまくる。2

番外編2〜トリップしたとか本当に笑えない〜 ページ9

ここは平成。

まぁ、大正から元号3つ分くらい先の世だ。

ウン、そんなこと義勇さんに言えるか？
俺はまだ前世とかの記憶あるからすんなり飲み込めるけど普通の人から見たらまじでやべぇやつ認定される奴だからな？

「それよりも刀を隠していきましょう？」
「ああ。そうだな。見られでもしたらいろいろ面倒だ。」

と互いに刀を布で包み背中に背負う。

そして階段を使って降りていく……が、

「え？なんでこのフロアだけ人いんの？」
「ふろあ？？」

見るといかにも物々しい雰囲気がしてる。
そうするといかにもチャラそうな髪長めのお兄さんがぎょっとした顔でこちらに近づいてきた。

「ちょ？！君たち？！なんでまだ避難してないの？」
「避難？なんで避難しないといけないんだ？」
「いや、だって？！ここ爆弾あるんだよ！？」
「ばくだん……？」

義勇さん、聞いたことない単語に首をかしげてますね。

「義勇さん、爆弾ってのは例えば鬼を一気に殺せる道具です。」
「例え方が、「成程。」納得しちゃうのね？！」

そんな会話を繰り広げる。

「……そういえば、そんなたいそうな道具があって避難しているのになんでお前は避難してないんだ？」

と義勇さんがしかめっ面になる。
まぁ、確かに。

爆発物処理班は防護服の着用義務があるからね。

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