前世戦闘系審神者は鬼を狩りまくる。

26話 ページ39

「……そこを、退けてください。」
「申し訳ないけどできない願いだね。」

それならばと言うように横を抜けようとするが、させない。炭治郎君が走り抜けていくのを見る。

「退けてください。命令を遂行できません。」
「そんな睨みきかせたら可愛い顔が台無しだよ？」

ちなみにこの会話は刀を交えながらである。
その時、山にカラスの声が響いた。

「伝令！！伝令！！」

俺達の動きが止まる。

「炭治郎、禰豆子両名ヲ拘束。本部ヘ連レ帰ルベシ！！」

「炭治郎及ビ鬼ノ禰豆子、拘束シ本部ヘ連レ帰レ！！」

「炭治郎額ニ傷アリ竹ヲ噛ンダ鬼禰豆子！！」

そう言って飛び回る。
すぐさま炭治郎君を追いかける。
そうすると力尽きたのか倒れている炭治郎君と、心配そうにウロウロしてる禰豆子ちゃんがいた。

正直言って本部に連れて行きたくないが彼らの存在がバレてしまったのだから仕方ない。

そう思いながら本部へと向かった。

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