前世戦闘系審神者は鬼を狩りまくる。

16話 ページ21

さて、あれから月日が流れ、様々な鬼を狩ってきた。
優しい性格をしたやつも、クズな性格をしたやつも…だ。

そんなこんなで自分で呼吸を考えていろいろ作った。

と、いうかやろうとすると自然と型の名前が頭に浮かび、その通りになっているのだ。
そんなこんなで今、鬼殺隊の所謂本部のところに呼び出され、対面しております。

とてつもなく緊張しています。

「そんなに硬くならないで大丈夫だよ。」
「は、はい。……あの、今回は、どのようなお話で…」
「君の使っている呼吸があるだろう？」
「あ、はい。」

あれ、結構月に関する名前がよく浮かんできたので勝手に月の呼吸なんて呼んでる。

「君の鬼の狩った数が柱に相当していてね。」
「え？」
「今回『月柱』として新しく入ってもらいたいんだ。」

え？？？いつの間にそんなに上がってきたの？？？
怖いんだけど……

「元々は月柱はいたんだけどね。」
「え？いたんですか？」
「ああ。だけど月の呼吸は使い手が少なくてね。育手すらいないんだ。」

え、えぇ……

「始まりの呼吸と呼ばれる日の呼吸と対になることが多くてね。日の呼吸も継ぐ人がいないように月の呼吸もいないんだよ。」
「はぁ……」

つい呆けた声を出してしまった。

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