あつき×ムラトミの場合 ページ1
あつきside
遅刻、遅刻!
なんて言ってる場合ではない。
リハの開始3分前、俺は駅の構内を疾走している。
アフロが疾走してるなんて、シュールな状況に困惑気味の人も多い。
スタジオまでは駅から歩いて15分、もう間に合わない。
着いたら多分けいたんに殴られる。
なんて言い訳しようかと考えていた時、
少女漫画にありがちな展開が起こった。
ドンッ
思いっきり誰かにぶつかった。
「すいません!!俺、ちょっと急いでて....。怪我してないですか!?」
かわいい女の子が尻餅をついていた。
この子、めっちゃかわいい。
なんていうか、らき☆すたの泉こなたちゃんみたいな感じ。
やべぇ、興奮した。
?「いてて...。こっちこそごめんなさい。大丈夫...て、あつきじゃん!」
まさか、俺のこと知っててくれてんの?
「はい!そうです!知ってるんですね!」
?「知ってるも何も、いつも一緒じゃん!」
何言ってんだこの子....
「あの....人違いじゃ...」
?「え、俺のことわかんないの?ムラトミだよ、ムラトミ!」
......はあ?
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作者名:桃 | 作成日時:2018年3月31日 17時