七打目 ページ7
｢お前よくわかったな！俺が船長だ！モンキー・D・ルフィ！よろしく！｣ﾆｯ
｢うん、よろしく〜。まぁ帆船に麦わら帽子書いてあるし⋯覇気でそうっぽいな〜って｣
ナミ｢はき⋯？｣
ルフィ｢オレお前知ってるぞ！ひし形のおっさんとさる達と写真写ってたやつだろ！｣
｢あ、アレ見たんだ。正解！で、この子はペット？｣
｢ペットじゃねぇ！！俺はトニートニーチョッパー、医者だ！！｣
｢医者？てことは医学の知識があるってこと？へぇ、キミ凄いねぇ〜！私より全然賢いじゃーん｣
アキはチョッパーが喋ったことなど気にすることなく、それよりも医者だという事に驚きキラキラした目で見た。
チョ｢えっ、そ、そんな褒められたって嬉しかねーぞコノヤロがー！！｣
チョッパーはアキに突然褒められ露骨に照れ出す。
｢ぶはっ！なんだその反応！(笑)｣
特殊な照れ方をしたチョッパーを見てアキはケタケタと笑う。
｢アハハッ！あ、あと、ナミ達の後ろで寝てる人は？｣
アキはナミたちの後ろであぐらをかいて寝ている男に目を向けた。
ウソ｢あれはロロノア・ゾロ、うちの剣士だ｣
｢へぇ⋯剣士ねぇ。あ、クリケット間違えて大量の山菜取っちゃったから今日山菜パーティね｣ﾄﾞｻｯ
アキは先程取ってきたカゴいっぱいの山菜を見せると、料理をするため家の中に入ろうとする。
ナミ｢あっ待ってアキ！中にまだウチの仲間がいるの！｣
｢オッケー、分かった。挨拶するよ、ナミ達は仲間いっぱいで楽しそうだね〜｣ﾆｺｯ
クリ｢⋯⋯｣
アキはそう言って家の中に入っていった。
そんな後ろ姿をクリケットはしばらく無言で見つめていた。
｢おー、珍しく狭い家が賑やかだな〜｣
アキが中の様子をのぞくと、そこにはクリケットの子分であるマシラとショウジョウ、そして椅子に座っている女性とキッチンに立っている金髪の男がいた。
マシラ｢おっ、帰ってきたかアキ！もうすぐ美味そうなメシが出来るぞー！ウキー！！｣
ショウ｢オウオウ、随分大量の山菜取ってきたな｣
｢あれ、なんかいい匂いすると思ったら料理してたの？あちゃー、これじゃ山菜明日か〜？｣
｢メロリ〜ン！！君はさっきの写真に写っていた美女！！｣ﾊﾞｯ
するとキッチンに立っていた金髪の男が勢いよくアキに近づき手を取った。
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作者名：鈴村十四郎 | 作成日時：2022年9月13日 22時
