第62話 ページ14
「結果的にそれが分かったのも、三輪くんと奈良坂くんのお陰だ。ありがとう」
ハルは奈良坂と三輪の方を見て頭を下げた
三輪「⋯⋯」
奈良坂「!いえそんな⋯頭を下げられるほどの事はしていませんから」
奈良坂はハルが頭を下げた事に少し動揺し、三輪はそのハルを無表情で見つめていた
「お礼に今度奢るよ!行きたい所決めといて(≡ε≡)✧」
奈良坂「あ、はぁ⋯」
三輪「⋯どうも」
出水「おっ、いいな〜お前ら。俺も奢ってハルちゃん♡」
米屋「俺も♡」
太刀川「俺もー♡」
「やだ♡」
3人が笑顔でハルにそう頼むが、ハルは即答でそれを断った
「なんか今日は色んな人と会って、色んなことがあったな⋯ちょっと、色々整理したい。
___けど、なんかもう無理かも⋯」
三輪「!」
出水達とふざけて緊張の糸が切れたのか、フラァ⋯とよろけたハルは、そのまま三輪の方へ倒れかかる
たまたま倒れた先にいた三輪はハルを支えた
嵐山「ハルさん!?」
体の疲労よりも頭の疲労の方が凄かったハルは、そのままスゥスゥと寝息をたてて三輪の腕の中で眠りについた
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ハルがパチリと目を覚ますと、見知った天井が視界に映った
「あれ、私⋯いつの間に自分の部屋に帰ってたんだっけ」
寝起きで頭がボーッとしながらもハルはベッドから起き上がり、必死に頭を動かした
「⋯あ、そうだついうっかり外で寝ちゃったんだっけか」
ハルは自分が急に倒れて気絶したことをうっかり寝たで済ますと、思い出してスッキリしたのか部屋から出ていく
「お腹減ったぁ〜」
そう言ってガチャリとリビングの扉を開けると、驚いた顔の小南たち玉狛一行がハルを出迎えた
「おはよ〜皆、なんか食べるものな__」
小南「ハルさぁぁんっ!」
「おぶっ」
ハルが片手を上げあいさつをすると、涙目の小南がハルの腹めがけて抱きついてきた
「ど、どしたの小南ちゃん。そんなに号泣して⋯もしや誰かにいじめられた!?
誰??可愛い小南ちゃん泣かすやつは私が直々に捻り潰すから」
小南「う⋯もうハルさんのばかぁぁ!!」
パキッと片手の指を鳴らして不穏な笑顔を浮かべるハルだったが、どうやら違いそうな雰囲気の小南を見て再び首を傾げた
ラッキーアイテム
弧月
ラッキーキャラクター
沢村 響子
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鈴村十四郎(プロフ) - 環さん» コメントありがとうございます!一気読みしてくれてとても嬉しいです!そしてご指摘の通りこれは主人公のミスではありません作者のミスです⋯このままだと多分気づかなかったです⋯!環さん教えて下さりありがとうございます! (2022年1月21日 20時) (レス) id: f8d388e027 (このIDを非表示/違反報告)
環 - 面白かったです、一気に読みました!風間さんの名前の蒼也が蒼介になってるのは主人公さんが言い間違えてるだけでしょうか?そうだったら申し訳ありません>< (2022年1月21日 18時) (レス) @page23 id: e2e8af744b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴村十四郎 | 作成日時:2022年1月16日 15時