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薬研side ページ4
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今日の大将は、ちょっと可笑しい。
まず、こんなに喜んでいるのは初めて見た。
俺に話しかけるのはあまり無い、と言うより短刀そのものに話しかけることはまず無い。
話しかけるのは…燭台切の旦那や三日月達だけだ。
この本丸で可愛がってもらえるのはお気に入りだけ。
俺たちの本丸にはそういう暗黙のルールがあった。
「薬研兄さん、さっき、主様に呼ばれて…！」
「あぁ、そのことか。心配すんな。新しく来た刀が俺の関係している刀だったから、呼ばれただけだ」
「早く、主様と遊びたいです」
秋田がぽつりと声を漏らした。
俺だって同じだ。
弟達の喜んでいる姿を、早く見たい
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作者名：幸哉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/seikakota1/
作成日時：2018年9月17日 15時
