そこそこゆるーいバレンタイン2 ページ41
「ただいま⋯」ガチャッ
母「おかえり暁くん♪」
フゥ太「おかえり!アキ兄!」
「おう⋯それよりフゥ太、頼む手貸してくれ⋯」
暁の両手には大量のチョコが握られており、頭の上にもチョコが入っている紙袋が乗っていた
「マジでそろそろ首が⋯限界⋯」
フゥ太「わぁぁすごい!流石アキ兄、モテモテだね!」
「いやマジでそれどころじゃねぇから助けろ」
フゥ太「あははっ、はーい!」ガサッ
フゥ太は楽しそうに暁のチョコを何個か持った
母「あらぁ、久々にこんなにいっぱいチョコ貰ったのね〜暁くん」
「⋯久々?俺、チョコ貰ったの今年初めてじゃねぇのか?」
暁は母の言葉を聞き首をかしげる、暁の記憶だとチョコを過去貰った記憶が一切なかった
母「貰ってたわよ〜、あ、でもパパが体に悪いからって全部食べちゃってたわね〜」ニコニコ
「あのクソ親父⋯」イラッ
暁は初めて知った事実に苛立ちを覚えた
京子「暁くん、おじゃましてます⋯!」ヒョコッ
すると、後ろの台所から京子が顔を出した
「え、京子?なんでウチにいんだ?」
京子「今からみんなでバレンタインチョコ作るんだ」ニコッ
ハル「本当は昨日2人で作る予定だったんですが、ハルテストがあったので今日にしてもらったんです!」ヒョコッ
「ハルもいんのか⋯へぇ。てかいつの間にかお前ら仲良くなってんの?」
ハル「えへへ〜、秘密です!」ニコッ
「あ、そ。まぁいいけど、怪我すんなよ〜」
暁はそう言って部屋へと戻ろうとするが、1つの疑問が浮き上がり足を止める
「そーいやなんでウチでやってんだ?」
ハル「ビアンキティーチャーに教えていただくからです!」
京子「先生カッコイイ!」
そして台所の中からメガネを付けたビアンキが出てきた
「!?」ビクッ
予想外の展開に暁は驚く
「ビアンキに教わるって⋯貰うやつ不憫すぎるだろ⋯」
ハル「今から台所は男子禁制ですから」
京子「じゃーねー」
そういって3人は台所の中へ戻っていく
「つーかマジで可哀想だよな⋯どーすっか、どうにかしてもいいが、めんどくせぇしなぁ⋯」
暁は台所を見つめ少し悩む、どうやら自分がそのチョコを食べるとは微塵も思っていないようだ
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鈴村十四郎(プロフ) - まもんさん» コメントありがとうございます!待たせて申し訳ありません!!直ぐに更新するようにします! (2019年2月14日 21時) (レス) id: 39e02eb116 (このIDを非表示/違反報告)
まもん - すみません。境界のリンネの更新待ってます (2019年2月11日 18時) (レス) id: 1b73ca9c38 (このIDを非表示/違反報告)
鈴村十四郎(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございますーッ!!楽しみにして貰えるととても嬉しいです!!更新遅いですがもっと出せるよう頑張ります! (2019年1月13日 19時) (レス) id: 39e02eb116 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で面白く続きが楽しみです!!今後も無理せず更新頑張って下さい。 (2019年1月9日 16時) (レス) id: 5216ee3091 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴村十四郎 | 作成日時:2018年6月7日 23時