バレー最強は最弱になったようです〈男主〉

25話目 ページ28

菅原｢…俺は日向と影山のあの攻撃が､4強相手にどのくらい通用するのか…見てみたい｣



日向/影山｢！！｣



田中｢ッ…！｣


澤村｢………｣



あ｢…確かにな｣ﾎﾞｿｯ




菅原の言葉に田中は顔を顰め､澤村は真剣に菅原を見る



里斐人は誰にも聞こえない位小さい声で菅原の言葉に肯定する



澤村と菅原は顔を見合わせ頷いた



澤村｢先生､詳細お願いします｣


武田｢……うん。

えーと…日程は急なんだけど来週の火曜。
土日はもう他の練習試合で埋まってるんだって､
短い時間だから一試合だけ。


学校のバス借りて行きます、時間は＿＿＿｣




あ｢……(青城か、あそこは確か…及川徹とアイツが去年凄かったな。

あー…早く闘りてぇな……)｣




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


あ｢スガさん､今日一緒に帰っていいっスか？｣


菅原｢ん？あ､あぁ…なんだ急に……珍しいな｣




あ｢そうですかね？まぁなんとなくっスよ､なんとなく。｣



二人は無言で帰り道を歩いて行く



するとその二人の後ろから影山が走ってきた



影山｢菅原さん！｣


菅原｢？｣



影山｢ハァッ…ハァ……今回は俺､自動的にスタメンですけど…
次はちゃんと実力でレギュラーとります！！｣



菅原｢えっ？！｣


あ｢へぇ……｣



影山のその言葉を聞き里斐人は口角をあげた



影山｢えっ…？？｣



菅原｢あ、いや…影山は俺なんか眼中に無いと思ってたから意外で…｣



影山｢？？…なんでですか？？｣


菅原｢体格も実力も断然お前の方が上だろ？｣


影山｢"経験"の差はそう簡単に埋まるもんじゃないです…｣ｷﾞﾘｨ



菅原｢ッ！？｣ﾋﾞｸｯ


影山に思い切り睨まれた菅原は驚く




あ｢クックックッ…｣


影山｢……なんスか｣



あ｢いや？｣


影山に睨まれた里斐人はニヤニヤと影山を見ている



影山｢…それと｣


菅原｢？｣




田中｢スガさーん！里斐人ー！｣


澤村｢スガ〜、里斐人〜｣


日向｢菅原さーん！里斐人せんぱーい！！｣




影山｢ほ…他のメンバーからの…し…し…信頼とか………｣



影山の声は徐々に小さくなる



菅原｢(！！おお…中学のあの試合相当応えてんだな本人的に……)｣


影山｢俺､負けません！！｣


菅原｢！！……うん､俺も負けない｣




影山に面と向かって言われた菅原は一瞬驚いたが､笑顔でそう答えた

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