耳を塞いで開いて ページ27
☆
「お前らはホントに厄介事起こしてくれるなぁ」
「それAに言ってよ、おれだってひっそり過ごしてたかったのに」
「まぁまぁ、鮫島さんもお小言はそれくらいに(笑)」
翔ちゃんちに集まったのはおれと鮫ちゃんの二人
他のメンバーも来ようとしてくれたけど
下手に全員が動くと怪しいからやめた
「それで？あっちの事務所はなんだって？」
「マネージャーがちょっと探りいれたら《プライベートは本人に任せています》だって。こうなると事務所公認になってるようなもんでしょ」
「いま人気あんでしょ？そんな自由させてていいわけ？」
「逆巻は恋愛も下ネタもオープンでな、自分のラジオで放送禁止しか喋らなかった事もある。ファンも受け入れてるらしい」
「なるほど向こうはノーリスクなわけだ」
ほんとに、マジでA変なの捕まえてくるの
どうにかしてくれないかな…
おれと向こうでは背負ってるものが違い過ぎる
あっちは自分自身で勝負してきていて
おれには何がある？残るものなんて少ない
「智くん、もしかして凹んでる？」
「お前が落ち込むなんて久々じゃねーの」
ずるずると床に雪崩れ込んで
おでこに手を当てて考える
「………たった一人守れないやつにファンの人たちの前に立つ資格なんかあんのかな…」
「…珍しい、マジで凹んでるよ鮫島さん(笑)」
「おー…面白いぐらいにドツボに嵌まったな(笑)」
よく笑ってられんなと
ジロリと見れば笑われる
「智くんさー、よくよく考えてみなって！これがまだ黒崎さんと付き合う前だったら不利だったかもしれないよ？でも黒崎さんは智くんと一緒にいてくれてるんでしょ？」
「今はグッと耐えてろ、ぼーっとしてるの得意だろ？(笑)」
言われてみればそうだなと気付く
Aの気持ちが離れてる訳じゃない
むしろこっち側に居たがってる
あー、そっか
それを大事にすればいいだけじゃんか
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mimi(プロフ) - 久しぶりに読み返しました。やっぱり続きが読みたいです！2人が大好きです！楽しみにしています。 (2020年2月9日 16時) (
レス) id: 27a0b26742 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 完結って書いてあるから読んだのに実際は完結してなくて残念でした。もしかしたら何か都合があるのかもしれないですが、せめて更新停止にしていただけたらよかったのになあと、ストーリーが面白かっただけに残念でした。 (2019年7月1日 12時) (レス) id: 84341cdb8c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - くろさきさんあけましておめでとうございます！( 笑 )仕事が忙しくなかなか目を通すことが出来ませんでした、遅めのご挨拶失礼します。お忙しい中での更新ありがとうございます！これからの展開もとても楽しみにしています！次回の更新を心待ちにしています(^^) (2017年1月15日 21時) (レス) id: cc9a59b24f (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - いえいえ！お忙しいところ、更新いただきありがとうございます！ちゃんと、通知が来るよにセットしてあるので(^_^)v楽しみにしています！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 90e2272bbf (このIDを非表示/違反報告)
くろさき(プロフ) - ゆーさん» ゆー様！なかなかこちらを更新しておらずお待たせして申し訳ありませんでした。新章ということでまた定期的に更新していければと思いますので読んで頂ければ幸いです。 (2016年12月14日 15時) (レス) id: b8d4910ead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろさき
| 作成日時：2016年12月9日 23時
