すぐさま会いに ページ24
☆
「大野さんAちゃん捕まった？」
「いんや、さっき電話したけど出ない」
雑誌取材が終わってすぐ
翔ちゃんがマネージャーと相談
潤くんは鮫ちゃんに連絡
相葉さんと俺と大野さんで電話とにらめっこ
「仕事してんのかな…」
「ねぇ、鮫島さん連絡したらもう帰ったって」
「マジか、もっかい電話してみる」
週刊誌の記者は結構えげつないのは
この業界では周知の話
きっと裏付け作業するために
どっちかに近付くのは間違いないけど
恐らく先に攻撃するのは迷子さんの方だ
一般人の方が口を滑らせるから、らしい
まぁ今回の場合、
滑らせるもなにも事実無根だしな
別に近付いたところで何も出やしないけど
心配らしい大野さんはさっきから電話をかけている
心配なのはこの人だけじゃないけどね
コンサートチームのチーフって肩書きも
もちろん守らなきゃいけない理由だけど
そんなことよりもAちゃんだからだと俺は思う。
大野さんはもちろんだけど
一緒に仕事してコンサート作り上げて
一緒に喜んで表側と裏側で走ってきた
いわばパートナーみたいな存在になりつつある。
それに迷子さんはどうやら
変人に好かれる傾向があるのか
ストーカーやら悪質記者やら引き寄せる
正直、うちのおっさんも
変人の部類に分類される人だしね
「……あ、いまどこ？」
繋がったらしい
まだ仕事場かいっそ家に着いてくれてたら
こっちも安心できるのになーと
見守っているとどんどん眉間に皺が寄っていく
「…どしたの？」
「駐車場で記者にアタックされてる」
それに反応したのは翔ちゃんだ
「いいよ、俺が見てくる」とマネージャーを連れて
様子を見に楽屋を飛び出して行った
「…………それで？大丈夫そうなの？」
「車乗ったっぽい、繋がったまんま…おれのこと忘れてる」
「いきなり声掛けられてびっくりしたんじゃない？とりあえず一安心だね」
大野さんはそのまま少し考えたあと
ごそごそと鞄からイヤホンを出して嵌めると
耳に入れて携帯はポケットにしまう
あのイヤホン通話できるやつだよね？
通話中のままにするつもりなのかな
「…大野さん、なにしてんのさ」
「いつ気付くかなーって、面白いからこのままにして帰る」
「気持ち悪い趣味してんねあんた(笑)」
もっと気持ち悪い趣味に
俺がドン引きするのが送迎車の中になるのは
この時の俺が知るよしもなかった
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mimi(プロフ) - 久しぶりに読み返しました。やっぱり続きが読みたいです！2人が大好きです！楽しみにしています。 (2020年2月9日 16時) (
レス) id: 27a0b26742 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 完結って書いてあるから読んだのに実際は完結してなくて残念でした。もしかしたら何か都合があるのかもしれないですが、せめて更新停止にしていただけたらよかったのになあと、ストーリーが面白かっただけに残念でした。 (2019年7月1日 12時) (レス) id: 84341cdb8c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - くろさきさんあけましておめでとうございます！( 笑 )仕事が忙しくなかなか目を通すことが出来ませんでした、遅めのご挨拶失礼します。お忙しい中での更新ありがとうございます！これからの展開もとても楽しみにしています！次回の更新を心待ちにしています(^^) (2017年1月15日 21時) (レス) id: cc9a59b24f (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - いえいえ！お忙しいところ、更新いただきありがとうございます！ちゃんと、通知が来るよにセットしてあるので(^_^)v楽しみにしています！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 90e2272bbf (このIDを非表示/違反報告)
くろさき(プロフ) - ゆーさん» ゆー様！なかなかこちらを更新しておらずお待たせして申し訳ありませんでした。新章ということでまた定期的に更新していければと思いますので読んで頂ければ幸いです。 (2016年12月14日 15時) (レス) id: b8d4910ead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろさき
| 作成日時：2016年12月9日 23時
