Story 39 ページ41
Iwamoto side
それから薬も飲んだAはすぐに眠ってしまって、俺はそんなAの頭をずっと撫でていた。
頭を撫でる事によってちょっとでも楽になればいいなと思っていた。
岩本｢…ほんとに可愛いな。｣
この独り言もAに届いてたら良いのに…
そんな思いも結局眠ってしまっているAには届かないよな…と思っていた時の事だった。
『……ひかる…くん…』
岩本｢…え？｣
何か言葉を発したと思ってAの顔を見たけど、彼女は眠っていた。
岩本｢…寝言か……？｣
夢の中でも俺の事考えてくれてんのかな。だとしたら俺すっげぇ嬉しいな。
そう思っていたら再びAは寝言を言い始めた。
『ひかるくん……すき……』
岩本｢っ…ほんとに…？俺の事好きでいてくれてんの…？｣
『……』
岩本｢ねぇ、A。早く俺の彼女になってよ…｣
『……』
岩本｢…聞いててよ……｣
“ひかるくん すき”確かに彼女はそう言った。
それを聞いて俺はめちゃくちゃ嬉しかった。
だけど、結局は起きてるAに言われているわけじゃないから本当にAがそう思ってくれてるのかは謎だ。
あぁ、どうしよう。俺このままだと本当にAの事襲っちゃいそう…
無防備に寝ているAの顔を見ているとマジで理性が抑えられなくなりそうだ…
岩本｢…A、好きだ。俺、Aの事好きでたまらない。この感情どうすればいいと思う…？｣
『……』
岩本｢っ…帰ろ。これ以上ここにいたらダメになる…｣
そう思って帰ろうとAに背を向けた。
けど、俺の気持ちはまだ冷めやらなくて再びAの方をゆっくり見て近づいた。
岩本｢…先に謝っとく…ごめん。寝てる相手にこんなのズルすぎると思うんだけど……抑えらんねぇ…｣
俺はそう謝罪の言葉を呟いてゆっくりAの唇にキスをした。
岩本｢…またな、A。しっかり休んで元気になれよ。｣
俺はそれだけ最後に言って、少し書き置きをしてAの家を出た。
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紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
