Story 30 ページ32
you side
出発したのが昼くらいで、そこから2時間ほど車を走らせて来た。
時間帯もだんだん夕方に近づいてきていて、日は少しずつ落ち始めて太陽の光で海はキラキラと輝いていてすごく綺麗だった。
『うわっ！冷たい！笑』
岩本｢あんまはしゃぎすぎて服濡らすなよ？笑｣
『はーい笑』
久しぶりに来る海に興奮冷めやらなくて、照くんを置いてきぼりにして私は裸足になって海に足を付けたりして遊んでいた。
岩本｢…そのままコケんなよ？笑｣
『コケないですよー笑 …っうわ！』
岩本｢ちょ、危ねぇ！｣
照くんに言われたそばから私は思いっきり滑ってしまって転ぶかと思って目を瞑った。
だけど、私の体は地面に打ち付けられる事は無くてゆっくり目を開けると心配そうに私を見ている照くんの顔が目の前にあった。
岩本｢っ…大丈夫か？｣
『あっ…ごめんなさい…！』
そこで初めて気づいた。
私は照くんの腕に支えられていたから転ぶ事は無かったのだと。
それに、思ったより照くんとの顔の位置が近くてここでもまた照くんにキュンとしてしまった。
岩本｢だから言ったろ？笑｣
『ご、ごめんなさいほんとに…』
岩本｢Aって意外とドジ？笑｣
『たまにはしゃぎすぎて羽目外す事あります…』
岩本｢あっは笑 そうなんだ、そんなイメージ無かったわ笑 また新しいAを知れた笑｣
『すいませんほんとに…』
岩本｢いいよいいよ、無事でよかった。｣
そこからは私もはしゃいだりせず大人しくして、照くんと砂浜に隣り合わせで座った。
太陽の光で照らされている照くんの横顔がとても綺麗で、かっこよくて思わず見とれてしまった事もあった。
岩本｢…俺の顔になんか付いてる？笑｣
『いやっ…付いてないです…！ただ…』
岩本｢ただ…？｣
『…照くんの横顔……かっこいいなって…』
岩本｢…横顔だけ？｣
『…え？』
岩本｢俺の顔正面から見た時はかっこよくない？｣
『正面から見たらもっとカッコイイですっ！』
岩本｢ははっありがとう笑 なんか面と向かって言われると恥ずかしいわ笑｣
『っ…照くんはいつでもかっこいいです。』
岩本｢…ん、ありがとう。｣
私が素直に今思っている事を話すと、照くんは照れくさそうに、でも嬉しそうに笑ってくれた。
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紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
