Story 12 ページ13
you side
岩本｢…んじゃあ、俺そろそろ行くわ。｣
『はい、ありがとうございました…！』
岩本｢ん、仕事頑張ってな。｣
岩本くんはそう言うと、私の頭を1度だけポンッと撫でて去っていった。
その時、また不覚にもキュンと胸が高鳴った気がした。
……どうしよう。私はもしかしたら岩本くんの事を好きになってしまったのかもしれない。
いや、でもあくまでもアイドルとファン。こんな恋は絶対に許されない。
だけど、考えれば考えるほどさっきの岩本くんの行動が頭から離れなくなってドキドキと心臓がうるさくなった。
それから私は急いで家に帰ってこの気持ちを話そうとさやかに電話をかけた。
さやか｢はーい、もしもし〜？｣
『…さやか、どうしよう……私、ひーくんの事好きになっちゃったかもしれない…』
さやか｢…ん？好きって前からあんたひーくんの事好きだったでしょ？｣
『…っ違う！そういう意味の好きじゃなくて…！』
さやか｢……え？どういう……えぇ！？恋愛感情の方の！？っていうかまたひーくんに会ったの！？｣
『…っもう〜さやかぁ〜……！！』
さやか｢ちょちょっ、なによ…！ほんとにあんたひーくんと会う確率どうなってんの！？｣
それから今日あった事をさやかに隠さずに話すと、さやかはちゃんと真摯に受け止めてくれた。
さやか｢へぇ〜そんな事があったんだ…ひーくん行動もイケメンじゃん…｣
『っでしょ！？しかも、私の事友達って言ってくれて…』
さやか｢…あーとりあえずね？とりあえず友達認定ね？笑｣
『そうそう！ひーくんに友達認定された！』
さやか｢へぇ〜…で？連絡先とかは？｣
『…え？』
さやか｢いや、だって友達なんでしょ？だったら連絡先の交換とかしたんでしょ？｣
『いや、してないよ…』
さやか｢…はぁ？友達なのに連絡先交換してないの！？｣
『いや、出来るわけない！だってアイドルとファンだし、こんな関係絶対にダメでしょ！』
さやか｢でも、友達なんでしょ？だったら連絡先交換くらいいいでしょ…｣
『いや、良くない良くない！』
さやか｢えぇ〜！？あんたほんっとめんどくさい！笑｣
そんな討論をその日は一晩中さやかとして、盛り上がったあと眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1895人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
