Story 41 ページ43
Iwamoto side
Aの家から出てきて数十分後くらい。
俺は車を運転していたんだけど、携帯がピコンッと鳴って誰かからメッセージが来たのを知らせてくれた。
信号で止まったタイミングでチラッと見てみると、送ってきたのはさっきまで一緒に居たAで、その内容が…
“照くん、ごめんなさい。会いたい。”
たったそれだけ。
何に対しての“ごめんなさい”なのか全然分からなかったけど、今の俺にはそんなのどうでもよかった。
急いでUターンをしてAの所へと急いだ。
こんな簡潔なメッセージが来るのは正直初めてくらいで、Aに何かあったんじゃないかとか
泣いてるんじゃないかとか、とにかく心配で仕方なくて法定速度ギリギリでAの元へと急いだ。
さっきと同じパーキングに止めて、全速力で走ってAの部屋へと向かった。
部屋の前に着いたらインターホンを押して、少し待っているとすぐにAが顔を出してくれた。
岩本｢っA！どうした？何かあった？｣
『…照くんっ……』
岩本｢っどうしたんだよ…なんで泣くの…？｣
Aは俺の顔を見ると何故かポロポロと涙を流し始めて、何も言わなくなってしまった。
岩本｢…とりあえず、部屋の中入ろ？な？｣
『…っ』
泣き止まないAを押してとりあえず部屋の中に入った。
Aの身体はまだ熱くてやっぱり数十分寝たくらいじゃ熱は全然下がっていないようだった。
岩本｢よしよし…ちょっと落ち着こっか…｣
『…っごめんなさい……』
岩本｢んー？なにがごめんなさいなの？｣
『…さっき帰ったばっかりなのにっ……』
岩本｢いや、俺は全然平気だよ？俺はAの為なら何だってやってあげる。さっきも“会いたい”って送ってくれたからこうやって来たんだよ？｣
Aの発言で俺はさっき送ってくれた“ごめんなさい”の意味がようやく分かった。
俺はそんな事全然気にして居なかったから“大丈夫”だよと言おうとしたけど、Aはそんな事もお構い無しで急に話を変えた。
『…私っ……照くんの事が好きでっ…』
岩本｢…へ？｣
『…さっき、照くんにキスされた時にっ……照くんへの好きって気持ちが止まらなくて…それでっ…』
岩本｢ちょっ、ちょっと待って。｣
『…私…照くんのっ…か))岩本｢ちょっと待ってって！｣
俺が少し声を大きくしてそう言うと、Aはようやく止まってくれた。
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紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
