186話：誤解と離別 ページ28
『は？』
優雅の言葉に真二が続く。
真「役人から聞いたぞ。
お前、ここでそいつらにこき使われてるんだろ？」
真二の言葉に、刀剣達は困惑するしかない。
『な、何を言って！？皆はそんなんじゃ＿＿』
優「じゃあ、その両手の傷跡はなんだ？」
Aは、両手に残る傷跡をサッと隠す。
『違う！これは自分で……』
優「役人の人達から聞いてるんだ。
お前がここで何度も怪我をしてるって」
『だから、それは……！』
優「“自分でやった”と言うように脅迫されてるんだろう？」
『違う！』
Aは、優雅の前に出て全力で否定する。
しかし、彼は彼女の言葉を聞いてはくれず、なぜか哀れむような目を向ける。
真二に至っては、どこか殺意のこもった目で刀剣達を見ていた。
その光景を眺めている役人に、加州が尋ねる。
加「ちょっと、どういうことなのか説明してよ！」
「説明もなにも、貴方方刀剣男士は、審神者様を奴 隷のように扱い、数々の怪我を負わせた。
優雅様と真二様に話した内容は事実ですよ」
役人の言葉に、数振がいきり立つ。
安「全然違うじゃないか！」
愛「そうだぜ！主さんを俺達がそんな風に扱うわけねぇ！」
同「適当なこと言ってんじゃねぇぞ！」
厚「全部嘘じゃねぇか！」
しかし、役人は笑みを浮かべたままでそれ以上は答えない。
役人は、優雅と真二にアイコンタクトを取る。
優「時間だ。行くぞ」
『え……？』
優雅が、Aの手を取り、強引に引き寄せる。
倶利「っ！待て！」
山「話はまだ終わってないぞ！」
真「うるせぇ！今更善人ぶってんじゃねぇよ！」
近寄る刀剣達を怒鳴りつける真二。
優「お世話になりました」
「いえいえ、どうかお気になさらず。
妹様の身が保護できてよかったですね」
優「はい。ありがとうございました」
優雅は、Aを連れて部屋を出ようとする。
しかし、Aは兄の力に逆らうように刀剣達に目を向ける。
刀剣達と目が合う。
全「「「「「主／主君／主殿／主様！！」」」」」
『っ……！
大丈夫。必ず、必ず戻ってくる！』
そう言い残し、Aは淡い光に包まれながらその場から姿を消した。
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フレイ(プロフ) - 雪羅さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉！ありがとうございます！これからも頑張っていきます！(*・∀・) (2018年3月24日 20時) (
レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - 初コメです。一気読みしました。とっても面白くて感動しました！主人公の性格が、私の大好きな感じドストライクで…！！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月24日 10時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - かなみさん» コメントありがとうございます！頑張っていこうと思います(*´∀｀*) (2018年3月22日 17時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - このお話大好きです！みんなが幸せになれますように (2018年3月22日 12時) (レス) id: 1c1fe68b1d (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 粟田口1009さん» コメント返信が遅くなってすみません！！(llﾟдﾟ)ありがとうございます！！(*´∀｀*)嬉しいです！最後まで頑張ります！！(*'д'*) (2018年1月21日 1時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
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