38話：反省の時間？ ページ39
翌日。
貴「おはよう」
全「「「「「おはようございます！」」」」
授業の一発目、アタシは1-Aの教室にいた。
本来なら、今日の一発目はアタシの授業ではなく、セメントス先生の授業だ。
なぜアタシが一発目の授業を担当しているのかというと、昨日の戦闘訓練の反省が全くできていなかったからだ。
セメントス先生には今日の時間割を交換してもらえるよう昨日の内にお願いしておいた。
貴「相澤先生から聞いてると思うけど、今日は授業じゃなくて、昨日の戦闘訓練の反省ね」
生徒達が頷くのを確認すると、教卓に戦闘訓練用のノートを広げる。
芦「多重先生！反省の前に少し良いですか？」
貴「ん？どうした？」
手を挙げた芦戸さんに目を向ける。
芦戸さんは、「私とても気になってることがあります」とでも言いたげな顔でアタシに聞いてきた。
芦「昨日の爆豪の至近距離からの攻撃って、どうやって防いだんですか？」
貴「ああ、それか」
アタシは一つ瞬きする。
貴(黄)「ホッホッホ、それはわしから説明させてもらうかの」
芦「キイさん！？」
今更隠す必要もないので、遠慮なく使うのだが、生徒達はどこか驚いたような顔になる。
どうやら昨日の今日では、まだ慣れないようだ。
貴(黄)「わしの個性は今で言うパワー系というやつなんじゃよ。
勝己くんの攻撃が当たる瞬間、地面のコンクリートを殴り割って盾にしたんじゃ」
峰「コンクリートぉ！？」
上「殴り割って……？」
瀬「で、でも！あの時は俺のテープで身動き取れなかったんじゃ……」
一つ瞬き。
貴(赤)「そこは俺の個性の出番よ」
麗「アカさんになった！」
貴(赤)「俺の個性は炎系の個性でな。
瀬呂のテープを燃やして、自由になったって訳だ。
あとはキイのババアに任せた」
全(((((ババア……)))))
そこでまた瞬き。
貴「とまぁ、こんな感じだったわけよ。
分かった？」
芦「は、はい！ありがとうございます！」
切「多重先生！次、俺いいっすか？
アオさんってどんな個性なんスか？」
……反省は、また今度になりそうだとアタシは微かにそう感じた。
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ユキナ - いいところで終わった！いいところで終わった！続き〜！ (2018年1月2日 0時) (
レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 剣銃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(*´∀｀*) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» ありがとうございます！(*´∀｀*)嬉しいです！更新頑張ります！！(＾∀＾) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
剣銃 - 本当に面白かったです！先生の個性かっこよすぎます！ 更新頑張って下さい！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 727fd3da11 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 生徒が一生懸命個性の謎を追求してどんどん辿り着いていく感じがとても面白かったです、、！素敵な作品ありがとうございます！更新頑張ってください(*n´ω`n*) (2017年12月30日 9時) (レス) id: a7c945f7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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