37話：教師二人 ページ38
放課後。
相「個性、教えたそうだな。生徒達に」
貴「まぁ……不可抗力と言いますかね」
人気のない廊下で、缶コーヒーを片手に、相澤先生と話していた。
生徒達は、とっくに帰っている。
貴「アタシのミスで、危うく生徒達に怪我をさせる所でした。すみません」
相「ビルが倒壊したんだったか。
アレは、お前じゃなくて爆豪だろ？」
貴「そうと言えばそうですけど……
もっと先のことを考えて動けてたら、あんなことにはなりませんでしたよ」
相「先のことほど分からないものはないぞ」
貴「知ってますよ。
それで、生徒達はあの後どうでした？」
そう聞くと、相澤先生はコーヒーを一口飲む。
相「今、自分が何をすべきなのか……っていうことに気づいた感じだった」
貴「そうですか」
相「大方、個性を教えるついでに教えたんだろ？
個性との付き合い方ってやつを」
貴「流石ですね。その通りですよ。
生徒達には、アタシのような思いはして欲しくないので」
相「……お前が言うと、言葉の重みが違うからな。
もしものことがあったら、お前と対等にいけるのは俺かオールマイトくらいだからな。
何かあったら、連絡してくれて構わない。」
貴「……ありがとうございます」
相澤先生は、一気にコーヒーを飲み干すと、スタスタと職員室へ行ってしまった。
貴「はぁ……」
誰もいないことを良いことに、ため息を吐く。
アカ『相澤みたいなのがいて良かったな』
貴「ああ。まったくだ」
アオ『校長先生にも、感謝しなくてはいけませんね』
貴「そうだな」
リョク『明日、また皆に会いたくない！』
貴「うん。会おうな」
キイ『それなら、今日は早く寝なきゃねぇ』
貴「ああ。そうする」
人格の皆と一通り話すと、アタシもぐいっとコーヒーを飲んだ。
貴「うぐっ、やっぱブラックはまだキツい……」
若干涙目になりながらも、アタシは職員室へと足を向けた。
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ユキナ - いいところで終わった！いいところで終わった！続き〜！ (2018年1月2日 0時) (
レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 剣銃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(*´∀｀*) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» ありがとうございます！(*´∀｀*)嬉しいです！更新頑張ります！！(＾∀＾) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
剣銃 - 本当に面白かったです！先生の個性かっこよすぎます！ 更新頑張って下さい！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 727fd3da11 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 生徒が一生懸命個性の謎を追求してどんどん辿り着いていく感じがとても面白かったです、、！素敵な作品ありがとうございます！更新頑張ってください(*n´ω`n*) (2017年12月30日 9時) (レス) id: a7c945f7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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