30話：自己紹介の時間 ページ31
緑谷side
飯「これが……？」
麗「先生の個性…の……？」
緑「秘密…？」
その場に、感じたことのない緊張感が漂う。
貴(赤)「まずは、自己紹介だな。
俺の名は”アカ“。
姿は多重Aだが、今は全くの別人だと思っていいぜ」
切「べ、別人ってどういう……」
アカと名乗ったその人は、楽しそうに笑う。
貴(赤)「言葉のまんまだ。
俺は多重Aのようで多重Aではない。
性格も、好みも、嫌いなものも……全部違うんだよ」
峰「そ、そんなことが可能なのかよ！？」
貴(赤)「現に可能になってるだろうが」
すると、アカ……さんは僕の方を向いた。
貴(赤)「緑谷。お前は気づいてただろ？」
緑「へ？」
貴(赤)「俺の……いや、Aの目が違う色にも変わってたってことだよ」
瀬「はぁ！？」
葉「違う色！？」
緑「そ、それは……」
確かに、僕は知ってる。
あの時の目の色を……
緑「み、緑……ですよね」
アカさんを真っ直ぐ見つめながら答える。
障「緑…？」
常「緑色の瞳だと…？」
貴(赤)「クッハハッ！
お前の観察力にはつくづく感心するぜ……緑谷」
そう言いながら、アカさんはゆっくりと瞬きをした。
その目が、今度は緑色へと変わった。
貴(緑)「あはは〜〜！
今度は“僕”かぁ〜〜！！」
全「「「「「……っ！？」」」」」
纏っていた雰囲気が……変わった！？
貴(緑)「アカは賢いからどうなるかと思ったよ。
でも、大嫌いな皆はちゃんと相手してくれなかったみたいだね〜」
八「な、なんでしょう……日本語が……」
上「言ってることが…めちゃくちゃっていうか……」
麗「だ、大嫌いって……」
困惑する僕達に、緑色の瞳をした先生はなぜか「しまった〜」と顔を覆った。
貴(緑)「ごめんごめん〜！！
違うんだよ〜！
僕、天邪鬼体質だから、ついつい反対のこと言っちゃうんだ」
手を合わせて謝ってくる緑色の瞳。
ってことは……さっきの言葉は全部反対のことを言ってたのか。
貴(緑)「僕の名前は“リョク”！
緑色だから、リョク！
よろしくね！大嫌いな皆！！」
そう言ったリョクさんは、どこか僕達よりも年下のように感じた。
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ユキナ - いいところで終わった！いいところで終わった！続き〜！ (2018年1月2日 0時) (
レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 剣銃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(*´∀｀*) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
フレイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» ありがとうございます！(*´∀｀*)嬉しいです！更新頑張ります！！(＾∀＾) (2017年12月30日 23時) (レス) id: f638cd6f6f (このIDを非表示/違反報告)
剣銃 - 本当に面白かったです！先生の個性かっこよすぎます！ 更新頑張って下さい！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 727fd3da11 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 生徒が一生懸命個性の謎を追求してどんどん辿り着いていく感じがとても面白かったです、、！素敵な作品ありがとうございます！更新頑張ってください(*n´ω`n*) (2017年12月30日 9時) (レス) id: a7c945f7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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