アリーナへご案内 短編「１」 ページ6
ザワザワと忙しそうに動く
スタッフさんを見ながら
案内されたのは【二宮和也招待者控え室】
とまぁ、なんともありがたいお部屋
「アイツ他に誘っとらんのか(笑)」
「みたいですね…」
部屋に入れば招待ステッカーが２つ
村上さんが腕に貼ってくれる
「すいません、付き合わせてしまったみたいで」
「ええよええよ！普段はうるさい連中に囲まれとるからな(笑)集中して見れるいい機会や」
気にせんでええよって、
ニコッと笑うと八重歯が見えて
昔から変わらないなぁと思っていると
部屋がノックされて開いたかと思えば
「Aちゃんおひさーー！」
「うちの二宮がお世話になってますー！」
「なんで俺の招待には来ねーんだよ！！！」
「よしよし、ちゃんと連れて来たのね」
コンサート前だというのに
まだジャージ姿の嵐のみなさんが来て
ニコニコと挨拶に来てくれた
兄は何故かふてくされてるけど
「潤くんは最終確認に行ってていないけど、後で来るって言ってた」
「忙しいのにわざわざありがとうございます」
「いーよ！もうすぐ始まるからおいでって呼びに来たんだ！」
「………？」
「あれ？ニノ説明しとらんかったん？」
「してないよ、したら倒れそうだったから」
聞いてない聞いてない聞いてない
招待席なら遠くから見れるから
それでも幸せいっぱいむしろ
オーバーするぐらいだったのに
「リハで１曲やるからアリーナ１番前で見ていきなさいよ」
「無理！！！１番前なんて近い！！！」
「はい！Aちゃんアリーナ席に連行ーーーー！！！！！！」
「「「「おーーーーーー！！！！！！」」」」
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作者名：くろさき
| 作成日時：2016年8月11日 21時
