走馬灯 ページ47
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「……くっ……!」
登らないで逃げるのもアリだと思った。
しかし、アマネさんが言った"みてる"というのは監視しているという意味も含まれてるに違いない。どのみちそれでは鞭打ち執行になる。
私の目の前には崖、そして登るという選択肢しかなかった。
「……はぁ……っ、むりでしょこんなん……!」
幸いなのは出っ張りが多い事。掴みやすいのはありがたいが、まだ地上から10メートルしか離れてない。
いや、私にしては頑張った記録のはず_____
「っ、あ……っ!」
ああ、気が緩んでいた。
掴んだ岩片が、ぽろっと崩れたのだ。
幸いまだ10メートルしか登ってない、重度の骨折で済むかもしれない。
そしたら、余計にここにいる時間が長くなってしまうな。
……あれ、こんなに落ちる時間が長く感じるんだろう。これが走馬灯ってやつか。
「……っ!」
背中から綺麗に落ちたため、人生最大の衝撃を受けると思ったが、不思議と痛みは感じなかった。
これが即死する時の感覚なのだろうか?それとも意識がなくなっただけ?であってほしい。それに目も開くみたい。
私は、ぎゅっと瞑った目をゆっくり開いた。
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りんごのうさちゃん職人 - ぴかさん» 嬉しいですありがとうございます(ρ_;)!ぴか様のためにもできるだけ更新できるよう努めますね!! (2020年10月14日 11時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか(プロフ) - 前作から見てますりんごのうさちゃん職人様の小説大好きです.....更新頑張ってください!!!!! (2020年10月11日 0時) (レス) id: e18e31c519 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 霧氷さん» ありがとうございます(T . T)お待たせしてしまいすみません、、本日貯めておいたお話を更新します(^O^) (2020年10月5日 12時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
霧氷 - 早い更新を待ってます。頑張ってください (2020年9月26日 2時) (レス) id: 639a65bfa6 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 、さん» わああご指摘ありがとうございます( i _ i )! (2020年8月17日 19時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごのうさちゃん職人 | 作成日時:2020年8月17日 17時