夢境の恋人２【H×H】

不思議 ページ41

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最近、目が覚めると部屋に人がいるのは気のせいだろうか。
昨日はイルミさんとアマネさん、そしてツボネさんだった。そして今日はイルミさん。
目が覚めるとベッドの端で針のような物を磨いていた。






「……あの、なにか用ですか？」





「あ、おはよ。」





「お、おはようございます……」





質問に対して答えてくれないのがこの人なんだとここ数日でわかった。
マイペースというか、自分勝手というか……





「いや、早いとこ君の能力を知っておきたいところがあってさ」





「えっ……まさか寝ている私に何かしました！？！」





「何も。する必要ないし」





そうですよね。わかってました。
美青年を前にすると過剰になる自分が恥ずかしいです。ほんと。





「……でも、寝ている時が一番オーラを感じたかな。




寝ている間に不思議な体験したとか、ない？」





「えっ」






不思議な体験と言っちゃ、そうなのかもしれない。クロロさんの事を考えると、クロロさんの夢が見れるのは。






「その反応だと、あるみたいだね」





「いや……その、お役に立つ話かどうかは……」





おそらくクロロさんの知り合いであるイルミさんにまさか「クロロさんの夢を自由に見ることができます！」なんて言えるわけがない。

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