霜降りのマネージャー【男主】 (ページ3)

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２話ページ3

「せいやさん、お疲れ様です！」

粗品「おつー」

せいや「おつかれー
お弁当届いてるで」

もうそんな時間ぁ

キャストの二人には、豪華なお弁当が用意されている
でも、僕は給料日前でお弁当代がなかった

「俺、とってくるので楽屋で待ってください！」

二人が楽屋に行ったのを確認して、お弁当を取りに行った

んんんん！！！美味しそうな匂いだなぁ

ガチャ

楽屋の扉を開けると、台本を真剣に読んでいる

粗品「あぁぁ、腹減ったぁ」

せいや「A、お弁当もらっていい？？？」

「はい」
焼肉弁当を二人の前において近くの小さなテーブルの上で俺も自作のお弁当を広げた

粗品「こっちおいでや」

「あっ、ありがとうございます」

せいや「なんや、A自分で作ったん？」

「給料日前で、節約しないとやばいんですよね」

よーし、朝頑張って早く起きて作ったんだ！
美味しくできてるはず

粗品「お、俺の弁当と交換しよか？」

粗品さんは、開けた弁当を俺に出してきた

「それは申し訳ないですよ！」

せいや「おい、俺が言おうと思ってたんや
A肉好きやろ？こっちの弁当のほうがええよな」

せいやさんは、自分の弁当を置いて俺の弁当を取った

「ほ、本当にいいんですか・・・？？？」

せいや「！？////ええよ、別に
じゃあ、俺がこっち食べるな
いただきまーす

うまっ！！なんやこれ！毎日作ってほしいわ」

俺の作ったご飯を美味しそうに食べた

「喜んでもらえてよかったです」

ふと、粗品さんのほうを見たら、不貞腐れた顔をしていた

粗品「俺が先に言ったのに・・・・」

せいや「あぁ、うまいなぁ
Aの作った卵焼き！」
煽った顔で、粗品さんを見る

「せいやさん・・・
粗品さん、俺でよければまた作ってきますよ」

そういうと顔を上げて子供みたいに目をキラキラさせていた

粗品「言うたからな！？
忘れんなよ？？」

機嫌が戻ったみたいでよかった

俺もせいやさんからもらったお弁当を食べ始めた