＊ ２９日目 ＊ ページ33
．
「A」
「なに？パパ」
「今まで言わなかったんだが....大切な話があるんだ。」
「大切な....話？」
俺がそう言った瞬間、場の空気はガラリと変わる。
酒を飲んで騒いでいたオヤジ共は酒を飲む手を止め、さっきまできゃっきゃきゃっきゃと話していた女子は真剣な眼差しで此方を見た。
「俺たちは....盗賊だ。」
「うん、知ってるよ。」
「！！？」
即答で表情も変えずに答えるA。
知って、た....？まさかそんなはずはない。
俺たちはいつだってAにバレないよう、活動する度に念密な計画を立ててきた。
Aに俺たちが盗賊ということがバレていたということは、俺たちが毎回一晩中考えて考え抜いて『これならバレない。』と断言出来るような計画がすべて無駄だった。ということになる。
「実はね、前に夜中おトイレ行きたくて起きた時、ぱぱたちが何を話してるのかっていうの、全部聞いちゃったの。」
「え」
なんだと....！？まさか俺、計画立てるのに夢中で『絶』を使っているワケでもないAに気が付かなかったのか....！？
「またく、いつもA、Aて、Aのことになると夢中になてたからね。相当な親バカよ。」
「あーしまった、俺もその場にいたかもしれない....」
「アンタまで気が付かなかったの？シャル。」
「シスコン乙」
「まぁ結局、知ってたんならそれで良いんじゃねェか？今日だってこうして一緒に楽しく誕生日祝ったりなんかして、Aも俺たちが盗賊だってことを受け入れたんだろ？」
まぁ確かに....Aもそれを知っていて、その上で俺たちとずっと過ごしてきたワケだし....
『Aを殺す』という絶対に許されない行為を行うことはしなくて良いというのことか
「じゃあひとつだけ聞く....」
「んー？」
「俺たちと一緒に盗みをしたいと思うか？」
．
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サムリリだお - だ、団長…ぱ、ぱぱだ… (2016年4月23日 20時) (
レス) id: 47ab9dc24b (このIDを非表示/違反報告)
海里(プロフ) - Niarさん» ありがとうございます！よかったら続編の方も読んでみてくださいね！ (2014年1月13日 18時) (レス) id: a1028a6fad (このIDを非表示/違反報告)
Niar(プロフ) - 楽しませて頂いてます！更新頑張ってくださいね！ (2014年1月13日 13時) (レス) id: 366e7ee982 (このIDを非表示/違反報告)
orca(プロフ) - 旅団大好きなんで、とても楽しみです。これからも頑張って下さい(*^^*) (2013年3月20日 15時) (携帯から) (レス) id: f07176f150 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海里 | 作成日時：2013年3月11日 21時
