彼女の家 ページ11
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急な話だが俺は今、Aちゃんの家にお邪魔させてもらっている。男子高校生が女子小学生の家に上がるなど気持ち悪い話だがこれはしょうがない事なのだ。
外見を見てわかったがAちゃんの家はボロいアパート。それならいじめっ子たちにあぁ言われたのも納得がいく。
「ごめん。まだ誰も帰ってきてない。からゲームする?」
黒尾「お、おぉ。何やるんだ?」
「……お兄ちゃん何歳?」
黒尾「18っス。」
「じゃあこれ。できるね。」
取り出したのは最近発売された年齢制限のあるサバイバルホラーゲーム。はっきり言ってこれは18歳以上の人がいればやっていいという訳ではない。Aちゃんが18歳になったらやっていいゲームだ。
黒尾「Aちゃん?これは18歳になってからやろうね。」
「でもお父さんとA。2人でよくやってる。だから大丈夫。」
黒尾「いやいや駄目だから!!
そうだ他!他のゲームにしようぜ?」
「わかった。」
今度はさっきとは違うゲーム機を取り出してカセットを選ぶ。
ふと思ったのだが今出したゲーム機もさっき出したゲーム機もすべて新しく出たばかりの物だ。
それに見渡す限り、冷蔵庫やオーブン。掃除機も新品だ。 家電に詳しい訳ではないが素人が見ても新品だとわかる。はっきり言ってかなり稼いでいないと買えないくらいだ。
黒尾「……外見で判断するなってこういう事か。」
「……???お兄ちゃんやる?」
黒尾「俺は見てるよ。」
「やりたくなったら言って。」
黒尾「おう。」
寂しいからよく音駒に来ていると思っていたがそうでない事がわかった。もしかするとAちゃんは家以外の居場所が欲しかったのかもしれないな、、、
Aちゃんがやっているゲームを見ていたが、これは研磨もよくやっているモンスターを狩るゲームだった。
黒尾「いや15歳以上も駄目だから!!」
「……じゃあこれで。」
黒尾「12歳も駄目!!全年齢対象にしなさい!!」
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作者名:S.M.I.R | 作成日時:2018年1月6日 0時