5.心とカラダ ページ5
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練習試合の相手が、音駒高校だなんて…
色々考え過ぎていて対戦相手のことなんて考えている余裕がなかったけど
都内だし、バレーだし…ありえない話じゃなかった。
トイレで少し嘔吐した。
心臓のドキドキが止まらない。
だって、私はまだ鉄くんのことを嫌いじゃないし完全に忘れられていない。
息がうまくできないよ…。
「Aちゃん、見に来てくれたんだ！って、あれ？？どうしたの？具合悪い？」
トイレから出ると木兎くんに会った。
告白を断ったのに、まったく気にする様子もない木兎くん。
「俺がおんぶして保健室連れて行ってやろうか！？」
私の前にすぐさまかがんだ。
…優しいな。
こんな私に、なんでこんなに優しくしてくれるんだろう。
木兎くんに私なんてもったいないくらいだ。
「あの…ちょっと、嫌なことがあっただけで…具合が悪いとかじゃないから」
「でもそんな顔になるくらい嫌なことがあったんだろ？
それじゃあやっぱり保健室に行った方がいいよ、休みな！」
「…今日は、木兎くんのバレーする姿、見ようと思って…」
小さな声で返事をすると
木兎くんは満面の笑みで笑った。
「気にしなくていいよ！そんなのいつでも見れる！Aちゃんの心の体調の方が心配だ。
ん？心の体調？タイは体だから心だと体調じゃないのかな？心調？シンチョウ？合ってる！？！？」
そんなことを言いながら木兎くんは私を背中に乗せた。
「木兎、なにやってんだ？」
背中越しに聞こえた声は、きっと鉄くんの声だ。
名前を呼びあうくらいの知り合いだったんだ。
私は怖くなって木兎くんの背中に顔をうずめた。
「おう黒尾。ちょっとAちゃんの心がすぐれないみたいだから保健室連れてくる！すぐ戻るから！！」
「心がすぐれない……？」
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茜(プロフ) - こーけこーこさん» コメントありがとうございます。更新頑張りますので、読んでもらえたら嬉しいです！ (2019年9月12日 7時) (
レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
こーけこーこ - 元々こういう小説あまり好きじゃなかったんですが、これ見た瞬間はまりました(真顔）すんごく面白いです。更新頑張って下さい。 (2019年9月12日 6時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 黒髪さん» 嬉しいです！ありがとうございます！更新頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - この作品とても好きです……更新頑張ってください！ (2019年9月11日 21時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 米さん» ありがとうございます！更新がんばります！ (2019年9月11日 20時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜
| 作成日時：2019年9月11日 10時
