第46話 ページ47
そういう考えに至るのも無理はないだろう
なにせ、古代の魔法使いが創り出せたモノなのだ
魔法が進歩したこの時代で創れないわけがない
【知恵の実】の科学者達はそう思い立ったとき、
早速実験を開始したのだが、早々に問題点が現れた
「もと」…すなわち実験体が"観測者"となるための素質を兼ね備えていなかったのだ
最初の"観測者"となった娘は、
相当な魔法使いとなるための素質が備わっていたらしく
その娘と相応の素質を持つ者となるとそうは見つからなかった
そこで、彼らが目をつけたのが、奏が住む世界である
厳密に言えば、
そこに世界にいるはずの"観測者"と魂のレベルで同質のものを持った人物、だ
・・・
ミエラさんの話をそこまで聞いて、
私は話のこしを折るとわかっていながらも質問をした
「あの…
『魂のレベルで同質のものを持った人物』ってどういうことですか?」
私の質問にミエラさんは困ったような笑みを見せ、
思案げに黙った
「…それはですね…
ドッペルゲンガーみたいなもの、と解っていただければいいのですが」
「ええと、つまり『同質の魂を持つ人』っていうのは、
同じ魂を持った人って理解してもいいんですか?」
「…まぁ、そんな感じです
それにしても、驚きましたよ」
ミエラさんが面白そうな口調で言う
「何がですか?」
「ここまで話していて、質問が1つしかなかった事です
正直にいって、わたくしはこの話を理解してもらえるか心配していたのですよ」
「自分でもきちんと解っているのか心配ですよ…
突然、異世界の話とかその世界の犯罪集団とかの話をされて...
いや、ホント、ここまで落ち着いて聞けている自分にびっくりです」
「そうなのですか?
…いけませんね、脱線しかけてしまいました
本題に戻りましょう …さて、続きを語りましょうか」
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寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» ありがとうっっっっ!(●^o^●) (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 本当に凄い!お気に入り作者に入れたからねー! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» そ、そんなっ、照れるよっ!! でも、褒めてくれてありがとうっ お世辞だとしても嬉しいよ! (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 凄い文才持ってるね!尊敬するー (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» おぉ! 同じクラスの! 見てくれてどうもありがとう! (2015年4月24日 22時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/
作成日時:2013年8月22日 16時