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第22話 ページ23

私は学校の公園から魔法陣による転移魔法でこの世界のある場所まで移動した

4階建ての灰色のビルが他のビルと紛れこむようにして建っている
この世界の拠点ともいえるビルだ

私はそのビルの屋上まで転移した

「あなた誰?」

狭い屋上には、黒いローブをしている者が立っていた

ローブのせいで顔が見えない

「【知恵の実】の一員と言えばわかるか?」

威圧的な男の声が聞こえた

「っ! あんたが…
 電話で言っていた奴ね」

電話では【知恵の実】の一人がやってきた、と言っていた

一人ならこの建物にいる仲間たちで十分だろうと思って言ったら、こう返ってきた

『ものすごく強いんです!
 あの〈扉〉を一人でもとの世界へと還した、と言っています!
 つまりそれくらい強いんです!
 早く加勢に来て下さい!』

〈記憶の扉〉は普通の魔法使いなら10人で召喚、または送還できる
それをたった1人でやりとげたと言うのだから、その能力は他の魔法使いよりは強いだろう

「お前が噂のユイカか…
 我々の邪魔をしないでくれないか?
 といっても無理だろうがな」
「当たり前でしょ!」
「では実力行使あるのみだな」

男がそう言ったとき、強い風が吹いた

ローブがはためき、男の顔があらわになる

男は紫の髪に同じく紫の瞳を持っていた

そして、私をあざ笑うかのように言った

「威勢がいいのはかまわないが…
 はたして我々に勝てるのか?
 それ以前にこの私に」

そんな男に私は微笑みかける

よく仲間からは何かをたくらんでいるようだと言われる笑み

「そのつもりよ」

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設定タグ:ファンタジー , 記憶 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» ありがとうっっっっ!(●^o^●) (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 本当に凄い!お気に入り作者に入れたからねー! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» そ、そんなっ、照れるよっ!! でも、褒めてくれてありがとうっ お世辞だとしても嬉しいよ! (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 凄い文才持ってるね!尊敬するー (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» おぉ! 同じクラスの! 見てくれてどうもありがとう! (2015年4月24日 22時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/  
作成日時:2013年8月22日 16時

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