第15話 ページ16
赤い封筒の中に入っていたのは、黒い便箋
その黒い便箋には白い文字で書かれた文があった
『霧無 奏 様
わたくしは、「K」と申します。もちろん偽名です。
残念ながら本名を教えることはできません。
さて、あなたは失った記憶と、ご自身ですら気付いていない秘密に近づきつつあります。
わたくしはそのお手伝いを、と思いましてこの手紙を綴りました。
もうすぐ、あなたの学校では夏休みが始まるでしょう。
夏休み初日の7月21日の午後5時に、迷いの森の広場で会いませんか?
あなたの知りたがっていることについて色々とすることができます。
ですが、この日以外は会うことはできません。
あなたが本当に記憶について知りたいのならば、広場まで来てください。
それと、あなたのもとに最近、不思議な少女が来たと思います。
あなたの知らない記憶について知っている様子の少女が。
彼女には気をつけてください。
本当に記憶を知りたいのなら、彼女にはできるだけ関わらないでください。
彼女は、危険ですから。
そしてわたくしはあなたの味方です。どうか信じてください。
K』
「どういうこと?」
部屋でこの手紙を読み終わって私はつぶやいた
「K」って誰? なんで家の住所知ってるの?
彼女って唯火のこと? 唯火のことなら、なぜ唯火が危険なの?
私の秘密って?
それに、なんで私の記憶について知ってるの?
それは、私の秘密になにか関係がある?
いくつもの疑問が頭をめぐる
「あーっもう!
せめて、私の記憶のこととか、どうして唯火が危険なのかくらい詳しく書いてよ!」
って、手紙に向かって怒ってもしかたないか…
はぁー、私どうすればいいんだろう?
「K」を信じるべきか、唯火を信じるべきか…
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寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» ありがとうっっっっ!(●^o^●) (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 本当に凄い!お気に入り作者に入れたからねー! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» そ、そんなっ、照れるよっ!! でも、褒めてくれてありがとうっ お世辞だとしても嬉しいよ! (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 凄い文才持ってるね!尊敬するー (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» おぉ! 同じクラスの! 見てくれてどうもありがとう! (2015年4月24日 22時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/
作成日時:2013年8月22日 16時