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第12話 ページ13

給食のあとは、昼休みである

私はその時間を使い、屋上へ向かう

屋上のドアのカギは持っていない

なぜだか、開いている気がするからだ

思った通り、と言うべきか、屋上のドアは開いていた

屋上に出ようとして足を止める

もしかして、先生かほんのたまーに来る整備の人がいるから、開いているとか…

そんな考えが頭をめぐった

でも、「思い立ったが吉日」って言うしなぁ

まっ、確かめてみるしかないよね…

静かにドアを開ける

しーん…

誰もいないみたいだ

あれ?じゃなんで開いているんだ、このドア…

今さらながらにそう思ったが、後で考えることにしようと思い、私は屋上に出た

「さて、「何か」があったのは、向こうの山のほうだったよな〜」

給食時間、私は屋上に来た意味を考えていた
ふと、屋上に出たときに見た光景を思い出した

そして、その景色の中に違和感があるのにすぐに気付いた

私はそれが何かよく見るためにまた屋上まで来たのだ

「えーと、あれだ…」

集中して見てみる

山の中の木々に紛れて、茶色の「何か」が見えた

よほど、視力の良い者でないと見えない

けれど、私には見える

自分で言うのもなんだが、私は視力がものすごく良い

集中して見れば、今見ている山の木々に紛れている「何か」だって見える
(後にこのことを真理に話したとき、「ありえない!」と言われた)

「へぇーあんなところに…
 唯火が言いたかった、屋上に来た意味ってこれのことなのかな?」

言ってみても、ここには当人の唯火がいないのだから、わかるはずもなく

「はぁ、聞いてみるしかないか…」

唯火に聞いてみるのが早い、それはわかっている
しかし

少し、憂鬱な気分だ

昨日のやりとりで、(少しだけだから!)唯火のことがニガテになった

でも!

記憶を取り戻すって決めたから

こんなニガテ意識(何度も言うけど少しだけ!)で立ち止まってはいられないよな…

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設定タグ:ファンタジー , 記憶 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» ありがとうっっっっ!(●^o^●) (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 本当に凄い!お気に入り作者に入れたからねー! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» そ、そんなっ、照れるよっ!! でも、褒めてくれてありがとうっ お世辞だとしても嬉しいよ! (2015年4月24日 23時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 寒極氷化さん» 凄い文才持ってるね!尊敬するー (2015年4月24日 23時) (レス) id: 8798126f84 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 由利亜さん» おぉ! 同じクラスの! 見てくれてどうもありがとう! (2015年4月24日 22時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/  
作成日時:2013年8月22日 16時

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