元組織のメンバー ページ8
「ヤバい…めっちゃ泣いた…」
あれから暫くして、Aは泣き止み、鏡を見ると、目は真っ赤に腫れている。
如何にも、今泣いていましたと言わんばかりの顔だ。
組織に泣いていたことがバレると、色々と厄介だった。
「まあ、明日は仕事無いし、引き籠もってれば大丈夫か…」
そう独り言のように呟いた瞬間、彼女のスマホが鳴った。
見ると、〈新一〉と表示されている。
(そう言えば…メアド交換したんだっけ…？)
Aがアマレットだと言って事情を話し、ポアロに戻った時にコナンに一方的にされていたのだ。
その事を思い出すと、メールを開いた。
『明日、灰原に会ってみねーか？』。
メールの文章はその一言。
Aは暫く考える素振りをすると、疑問をそのままコナンに返した。
『灰原って？』と。
彼女に思い当たる節はなかった。
あれこれ考えていると、またスマホが鳴り、コナンから返信が来た。
『ああ悪ぃ。 灰原哀っつーんだけど、元組織のメンバーでな…』
Aはまたもや絶句した。
今日は、衝撃な事が多すぎるんじゃないか、そう思った。
(何で、組織のメンバーを新一が知ってるの…？)
取りあえず会ってみるしかあるまいと考えたAはそう返信し、眠りについたのだった。
翌朝―
Aとコナンは阿笠邸の前で待ち合わせをした。
Aはつけてきていた組織のメンバーを撒いて、阿笠邸へと向かう。
ジンやベルモットにAは「プライベートなんだから見張りは無しね」とメールをしたはずなのだが、そう簡単に言うことは聞いてくれない。
Aが着くとコナンは既に来ていて、「遅せーよ」と呆れた様に言う。
「一言余計」
「あ？ あ、オメー…！」
そう。Aはコナンの《変わってねーな》と言う心を読み、「一言余計」と言ったのだ。
それに気付かなかったコナンだが、流石工藤新一、直ぐに見抜いて、怒った。
しかし、子供の姿だからかAはあまり怖くないらしい。
軽くかわすと、先に玄関へと進んでいった。
「博士、入るぞー」
コナンとAが阿笠邸に入ると、赤みがかった茶髪の女の子が、リビングで寛いでいた。
Aのバッグが、彼女の手から落ちる。
「志保…？」
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桜芽(プロフ) - 0.001さん» コメントありがとうございます！
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kuro_nouryoku/
改作した作成が此方になります。話の流れや視点を変えているので此方も読んで頂けると嬉しいです！
了解しました！0.001様に満足して頂けるよう精一杯書かせて頂きます！ (2016年8月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 7bb21cc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
0.001 - 高評価させて頂きました。夢主ちゃんの危うい感じと組織とのやり取り…そして赤井さん、安室さん、コナン君との今後が気になります！魅せられるで頂いたお話、ぜひお願いします！！今後も応援しておりますので、苦にならない程度に頑張って下さい。 (2016年8月12日 22時) (レス) id: 813ac56b07 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 大分遅くなってしまいました！ すみません！ やっと読めることができました、とっても面白いです！ それでは、改めてイベント参加ありがとうございましたm(_ _)m (2016年7月30日 19時) (レス) id: a702bf65e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - めっちゃ好きこの作品！ (2016年7月24日 8時) (レス) id: f645757c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜芽 | 作成日時：2016年7月22日 3時
