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コナンの正体 ページ4

Aは気付かないフリをしていたが、彼の視線を痛いほど感じるため、彼の方を見る。

Aの目に入ってきたのは『驚いたメガネの男の子の顔』。


「どうしたの?」


彼はそのまま固まっているため、仕方なくAは声をかけた。


《んでここにいるんだよ…》


ベルモットの時と同じ。 Aの脳内に声が響く。

そして、その声に答えるかのように考える。


(私の知り合い?まさか…)

「ねえボク、お名前は?」

「あ!僕、くど…じゃなくて江戸川コナン!!」


彼―いや、コナンはやっと我に返ったのか、慌ててそう言った。


《ヤベー…。 工藤新一って言いそうになっちまったぜ…》


またもや声が響く。
そして今度はその声にAが絶句してしまった。

そしてコナンをヒョイッと持ち上げ、ドアに向かって走る。 持ち上げられた本人も、一瞬気付かない程の早さで。
すれ違いざまにバーボンに、「ごめん。 ちょっと話してくる」と呟いた。



外に出ると、コナンは訳が分からないと言う顔になっていた。
まあ、急に抱かれて外に出されたらパニックにならないほうが可笑しいのだが。

Aがコナンを降ろして少しすると冷静になったようだった。


「コナン君、貴方、工藤新一なの?」

「!!?…こっちも聞きたいことがあんだ。オメー、添田Aか?」


コナンは一瞬驚くが、すぐに負けじと言い返す。
しかしAも本気で知りたいのか、言い返す。


「貴方が教えてくれないと教えない」

「ったく…。 相変わらずだな。 A!」


コナンはニッと笑った。
メガネをかけてなぜか小学生ぐらいだが、明らかに新一の顔だ。
それを見てAの顔はパアッと明るくなる。


「じゃあやっぱり…。ってか、私が添田Aだって確信してたの?その言い方だと」

少し不満そうに言った。


「まあ、オメーの顔は覚えてたしな」


それを聞いた彼女は無性に嬉しくなる。
いつもは感じない嬉しさだった。

しかし、コナンが新一だとすると疑問が残る。


「それで、なにその姿?」


そう。工藤新一は小学生程の姿。
人間、簡単に身長が縮むわけあるまい。

それを聞いたコナンは顔をしかめた。


「いきなり本題かよ…。 分かった。 その代わりオメーがなぜ急に消えたかも教えろよ?」

「分かったよ…」

アマレットの能力→←懐かしい米花町



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設定タグ:名探偵コナン , 組織 , 特殊能力   
作品ジャンル:アニメ
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桜芽(プロフ) - 0.001さん» コメントありがとうございます! http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kuro_nouryoku/ 改作した作成が此方になります。話の流れや視点を変えているので此方も読んで頂けると嬉しいです! 了解しました!0.001様に満足して頂けるよう精一杯書かせて頂きます! (2016年8月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 7bb21cc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
0.001 - 高評価させて頂きました。夢主ちゃんの危うい感じと組織とのやり取り…そして赤井さん、安室さん、コナン君との今後が気になります!魅せられるで頂いたお話、ぜひお願いします!!今後も応援しておりますので、苦にならない程度に頑張って下さい。 (2016年8月12日 22時) (レス) id: 813ac56b07 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 大分遅くなってしまいました! すみません! やっと読めることができました、とっても面白いです! それでは、改めてイベント参加ありがとうございましたm(_ _)m (2016年7月30日 19時) (レス) id: a702bf65e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - めっちゃ好きこの作品! (2016年7月24日 8時) (レス) id: f645757c42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜芽 | 作成日時:2016年7月22日 3時

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