黒に買われた能力は

変装術 ページ13

その日の夜。

Aはコナンに一通のメールを送った。
『探偵団の皆はあまり関わらせたくないから、もう会わない方がいいよね』

すると、『そうだな…。 オレや灰原に用があるときと、米花町に来るときは教えてくれ』返信が来た。

『分かった。 それと、蘭と園子には、元気でやってるって教えといてね』

『ああ』


(それにしても、ハッキング出来ないスマホまで作るとは…博士凄いよ…)


今Aが使っているのは、昼間コナン、哀、博士と話している時に貰ったスマホ。
『ハッキング出来ないようにした』と言われて、Aは色んな意味で驚いた。
ハッキングされているかもしれない事をすっかり忘れてコナンとメールをしていたことも少し後悔した。

まあ、実際は『昴さん』と言う人も協力してくれたとAは聞いた。


(その昴って人…どんな人なんだろ…)

そんな事を考えている内に、Aは眠りに落ちた。




「『変装術を教えて』？」


翌日。

Aは、ベルモットを部屋に呼んだ。
そして、「変装術を教えて！」と切り出したため、ベルモットが聞き返したのが今の状況である。

暫く沈黙があったが、Aが「ちょ、疑わないで！」と言ったため、その沈黙が破られた。
Aが心を読んだのだ。
ベルモットは何か裏があるのではと思ったらしい。


「はぁ…分かったわよ」


ベルモットが渋々承知すると、Aの顔が明るくなった。


「やった！」

(ホントは、米花町に行くときに、変装して行きたかったからなんだけどね…)


コナンに言って、なるべく遊ぶ場所等を離して貰うとはいえ、万が一会う可能性があるためだった。
変装していけば、声をかけられることはないだろう。


「今日は用があるから…明日からでいいかしら？」

「もちろん！」
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コメ返し

ナギ様
いえいえ、読んでいただいてありがとうございます！
面白いとのお言葉、すごく嬉しいです
これからもよろしくお願いいたします！

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