５６話 ページ30
Aside
「さてとー……行こうか、白牡丹」
白「はい。私は刀に戻った方がいいのでしょうか？」
誰が見ても美少女だという、白い着物を着たこの少女は私の刀、白牡丹だ。
……まぁ、さっきも説明したけどなｗ
ん？ドフラミンゴ？あいつなら少しばかり脅しをかけて帰ってもらった←
何、少々黒椿を構えただけだ。←
そこまで考えたところでまだ白牡丹に返事をしていなかった事に気がついた
「そうだな。さっきはありがとう」
白「いえ、主の為ですので……では」
深く頭を下げると、白牡丹は淡い光に包まれ
私の腰に収まった
「ﾌｩ……窓からでいいか。すぐそこだしな」
私は窓を開けて勢いよく飛びだした
タンッタンッと軽快な足音が周囲に響く
しばらくすると "あの門" がみえてきた
……私の一番嫌いな門。
形ばかりを取り繕い、
正義の名の元に処刑を繰り返す残酷な場所。
＿＿＿＿＿＿＿正義の門。
それを軽々と飛び越えて着地した
……人が多いな……。
その場にいた全員が一斉に頭を下げる
……気分が悪い。
この背中に背負った "正義" の文字は
数えきれない命の元に成り立った。
罪のないものに恐怖を植え付け、
自由を求めた海賊を痛め付ける。
周りの人々は私を最強だというけれど、
"最強" の肩書きは軽くない
誰にも負けられない。
誰にも……頼れない。
"最強" の肩書きは…………
きっとこの世で一番の"鎖" だろう
人の命を踏みにじり、最強という鎖に縛られている私に……
頭を垂れさせる資格など、あるのだろうか？
私の憂鬱な思いとは裏腹に、目の前に派手な
戦闘の爪痕が残っている
「……感傷的になりすぎだな。だからここは嫌いなんだ」
口に出してようやくそれまでの思案をたちきることが出来た。
「……さてと……悪魔の子とルフィにでも、
会っていきますか」
私は世界で一番嫌いなマークが描かれた門に
背を向けてそのばを後にする。
私が、背負った
"正義" と "最強" の肩書き
私の大切な義兄弟達……
お前達の不幸は……
すべて私が貰い受けるから……
お前達だけは……
自由に……！
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クロノル - りいあさん» ありがとうございます！（多分）今から続編載せるので、応援よろしくお願いします (2015年12月15日 22時) (
レス) id: 29608d1c40 (このIDを非表示/違反報告)
りいあ(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！！ (2015年12月15日 20時) (レス) id: b47f4aff1e (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽｀*)(プロフ) - クロノルさん» 読んでくれたのですか！？ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2015年10月6日 13時) (レス) id: 8230481872 (このIDを非表示/違反報告)
クロノル - ユッキーナ(*´▽｀*)さん» ありがとうございます。面白かったですか……よかったです。ユッキーナ(＊´▽｀＊)さんも小説書いていらっしゃるんですね！面白かったです。お互い頑張っていきましょう！（不快な気分になったらごめんなさい……って、謝ってばっかりですねw (2015年10月5日 22時) (レス) id: 2b945ad6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽｀*)(プロフ) - クロノルさん» 謝らないで下さい！私が悪いので・・・ｐａｅｔ１から見ました！面白かったです！ (2015年10月5日 20時) (レス) id: 8230481872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロノル | 作成日時：2015年9月29日 18時
