４９話 過去 〜海軍篇１０〜 ページ23
リュークside
風呂から上がった俺はAの部屋に来た
……殺風景な部屋だな。
ベッド、机、ソファ、椅子、クローゼットだけだ。
物が少ないとか、そーゆーのもあるんだろうけど。
必要最低限のものはないって感じだな。
……
なんか、うまく言えないが、寂しい部屋だ。
Aの気持ちが滲み出ているというか……
「殺風景でしょー。あんまり物、持ってないんだよねー」
リ「んなことねーよ。それに、これから増やしてけばいーだろ」
いきなり話しかけてくるからビビった。
「まぁ、そーだね。じゃ、話そっか」
そう、俺はAと話に来たのだ。
クロエの過去を聞く。
何となく、楽しい話じゃないのは分かった。
だから
リ「おう。何でも話せー！」ﾆｯ
少しでもAの気持ちが軽くなるように、
俺はニッとわらった
Aはクスリと笑って、話始めた
ク「……私はね……＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
壮絶だった。
それしか言いようがないだろう。
Aが淡々と話した過去は……
冷酷で、
残酷で、
醜悪だった
「……軽蔑した？私には何でも解る。
どんなに難しい問題でも、摂理も、……心も。
まぁ、自分に向けられた感情は解らないけど」
悪意は分かる。能力じゃないけど。
と付け足したAは、寂しそうでもないし、悲しそうでもなかった。
もう、割りきっているのだろうか。
いや、そんなはずはない。
きっと……
どうしようもなく寂しくて。
どうしようもなく悲しくて。
どうしようもなく苦しくて。
いつしか自分の感情を押し込めるようになったのだろう。
リ「泣きたかったら、泣けよ」
……何だこれ。
口が勝手に動いてるみたいだ
「……大丈b「大丈夫な訳ねーだろ！」…っ」
リ「何我慢してんだよ。別に、泣いたら駄目なんてルールねーだろ？
それに、ここは誰もお前の事利用する奴なんかいねぇ。
少なくとも俺はしねぇ。
だからさ、安心して感情だしたらどーだ？」
俺がそう言うと、Aは驚いた顔をした。
「……っ」
気がつくと俺はAを抱き締めていた。
体が勝手に、動いたっぽいな……ｗ
俺の腕の中で、震えているAは。
やっぱり泣いてなんかいなくて。
でも、とても小さく見えた。
あぁ、やっぱこいつは。
１４歳なんだって実感した。
リ「いつでも、力になるからな……？」
「……ん」
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クロノル - りいあさん» ありがとうございます！（多分）今から続編載せるので、応援よろしくお願いします (2015年12月15日 22時) (
レス) id: 29608d1c40 (このIDを非表示/違反報告)
りいあ(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！！ (2015年12月15日 20時) (レス) id: b47f4aff1e (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽｀*)(プロフ) - クロノルさん» 読んでくれたのですか！？ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2015年10月6日 13時) (レス) id: 8230481872 (このIDを非表示/違反報告)
クロノル - ユッキーナ(*´▽｀*)さん» ありがとうございます。面白かったですか……よかったです。ユッキーナ(＊´▽｀＊)さんも小説書いていらっしゃるんですね！面白かったです。お互い頑張っていきましょう！（不快な気分になったらごめんなさい……って、謝ってばっかりですねw (2015年10月5日 22時) (レス) id: 2b945ad6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽｀*)(プロフ) - クロノルさん» 謝らないで下さい！私が悪いので・・・ｐａｅｔ１から見ました！面白かったです！ (2015年10月5日 20時) (レス) id: 8230481872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロノル | 作成日時：2015年9月29日 18時
