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切島「って……えっと、？お、おう……お前はちげえのか？」
緑谷「き、切島くん腕……」
轟「絆創膏あるぞ」
ありがとよ、なんて絆創膏を受け取り腕にはろうとする人間。
俺がおかしいん？そんな伝説みたいな……
すっごい小さい頃は俺もピュアで、人間を探すんや！なんて山に出かけたこともあるけれど、いや、
『何言ってるかわからんけど……悪魔やぞ、俺は。人間は俺らの食い物で、魂も血肉も全部残さず啜るよう教育されてる。』
ズタズタの腕も、さっきの赤いトゲトゲの血を吸ったからなのか綺麗さっぱり元通りになってる。
こいつらが人間なのは間違いないとして、これはどういう状況？俺は夢をみてる？これはまた授業中か、布団の中で遅刻真っ最中なのか……
チラホラと、恐怖を抱く者も現れる。無理やり腕を噛んだにも関わらず、なら尚更外にだすわけにはいかねー！なんて正義の塊のような赤いトゲトゲもいる。
『っ、何がわかるって言うねん……』
ヘイトされ溜まりゃあ抜け出せる現状なのに、人間に囲まれて、心配されて、これじゃあ手も足も出せそうにない。
どうにか、赤いトゲトゲ以外の誰かを食い散らかしでもするか……それとも……
なんて考えてるうちに、どこぞとなく聞き覚えのある怒鳴り声が聞こえる。
ut「シャオカスゥ！！！！！！」
『………っ
どこか心地いいような、飽きるほど浴びてきたその苛立ちを帯びたヘイトを芯から感じて反射でその場から逃げ出す。
先に起きて捕まってたのか、視界にうつった縄でぐるぐる巻きの大先生を小脇に抱えて窓から飛びたつ。
『食われたくなかったら追いかけてくんなよ、人間！最も、腕の一本でも献上してくれるっていうなら
追いかけてくる人間共にそんな捨て台詞を吐いて、そのまま俺は振り返らずにとことん上を目指した。
どうしたら帰れるなんて宛はなかった。
とにかく危ない薬のようにまわってくる人間のニオイから逃げたくて、大先生の静止も振り切り上へ、上へ…………
と、そうしている間にぱちりと目が覚める。
『……お、俺ん家…』
夢だったのか否か。どうにも妙に現実味を帯びているというか、舌に残ったあの味を俺は忘れることが出来ないのだ。
登校した先の悪魔学校バビルスに、赤いトゲトゲが現れて驚くのは…その後の話だ。
終わり
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うつ(プロフ) - 白雨天音（占ツク参戦！）さん» 横から第三者が失礼致します。伏せ字を使用された方が作者様も安心されると思います！あと自分もそれみたいです…！横からお邪魔しました。 (2023年4月1日 1時) (
レス) id: 6c3e022369 (このIDを非表示/違反報告)
白雨天音（占ツク参戦！）(プロフ) - すみません初コメ&リクエストです！オスマン×東方project出来ますか?! 《内容的なの》古明地姉妹のお兄ちゃんのオスマン(軍の幹部)が実は人じゃなく妖怪なのが他の皆にバレてしまった ｯ的なのです。 (2023年2月9日 19時) (レス) id: a05dba853a (このIDを非表示/違反報告)
Sylvia(プロフ) - うわーーーーー！めちゃくちゃ好きです！！是非とも一番最初のお話の続きなど見たいです！更新期待しております！！ (2023年1月30日 16時) (レス) @page4 id: 6371ae5dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒
| 作成日時：2023年1月30日 14時
