131話 ページ34
ゲムと別れ、洗濯物を片付けた
A｢よし…終わった｣
何も入っていない籠を持ち、階段を上がる
A｢うぇっ！｣
階段を踏み外したのか、体が宙に舞う
あぁ…これは死んだな……
走馬灯が見えて…いや、カレーしか見えないな
｢危ない！！｣
ぶつけると思っていた体には、どこにも痛みがなかった
その代わり、籠は大きな音を立てて下に落ちてしまった
木葉｢危なかったー…Aちゃん大丈夫？｣
A｢こ、木葉さん｣
｢よいしょ｣と言いながら、私を下ろしてくれた
そうか。木葉さんが受け止めてのか…
木葉｢ここの階段、足滑らせる人多いんだよ。怪我してない？｣
A｢は、はい…ありがとうございました｣
木葉｢ん？Aちゃん？｣
ズボンの裾を握る私を、下から覗き込んできた
A｢怖かった…｣
急なことに驚いてしまって、涙がこぼれてしまった
木葉｢えぇ！？ちょ、泣かないで！｣
木葉さんは慌てて、頬を伝う涙をゴシゴシと指で拭いてくれた
A｢ご、ごめんなさい…安心したら、涙出てきちゃって……｣
木葉｢全く…｣
背中に手が回されて、木葉さんの胸に顔がくっついてしまう状態になった
A｢こ、木葉さん！？｣
木葉｢はーい。静かにしような〜｣
ポンポン、とリズム良く背中を叩いてくれた
木葉｢泣かない泣かない。可愛い顔が台無しだよ？｣
A｢っ…かわいく、ないです｣
ズズッ、と鼻を啜った
木兎｢誰か落ちたのか！？｣
小見｢どーしたー？なんか凄い音がしたけど｣
階段の上から、梟谷の人達が駆けつけてくれた
私が木葉さんに泣かされたと思ったのか、野次を飛ばしだした
猿杙｢うわー。木葉がAちゃんを泣かせたー｣
鷲尾｢最低だな｣
尾長｢そんな人だったなんて……｣
赤葦｢ガッカリですね。
これだから、器用貧乏なんですよ｣
木葉｢違う、違うって！
赤葦、そこでディスるのやめてくんね！？｣
その後も、木葉さんは梟谷の人にいじられまくっていた
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ミント - 来客が来た時には砂をかけるのが礼儀ってｗｗｗ (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 85cc2908e9 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - へっぽこリエーフwツボだわ (2020年8月14日 18時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 薊さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 127話で侑が治のこと呼ぶとこが、ツムになっていますよー (2020年6月21日 16時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - さなやさん» 少し縁下さんをかっこよく書いてみようと思考を凝らしました笑作品を好きと言っていただけてとても嬉しいです！Part4もよろしくお願いします！！ (2020年2月15日 10時) (レス) id: 055642fb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2018年12月29日 7時
