124話 ページ26
〜赤木side〜
夜行バスに乗って一時間も経ってへんのに、侑は遠足にでも行くかのようなテンションで話し始めた
侑｢Aに会えるの楽しみやなぁ｣
通路挟んで座っている侑が満面の笑みを浮かべている
北｢迷惑かけるんやないぞ｣
侑｢わ、分かってますって｣
前に座っていた北さんの一言で、侑は肩を落とした
迷惑かけるつもりだったんか…
侑｢そーや。今電話したろ！｣
気を取り直してとでもいうように、侑はスマホの画面をスクロールし始めた
治｢寝てるんやないの｣
侑｢寝てるわけないやろ。今、八時やぞ｣
キッと隣で眠り掛けていた治を睨む
角名｢A、爆睡してそう｣
尾白｢ありえなく無いわな｣
小さな寝息を立てて眠っているAの姿が容易に想像できる
侑｢まぁ、ええわ！寝起きの声聞けるのもまたおつやろ｣
銀島｢変態や…｣
大耳｢元からやろ｣
赤木｢それ、言ったらアカンやつやん｣
侑は聞こえないふりをして、着信ボタンを押した
＿＿＿＿＿
白福｢それでは！これより枕投げを始めたいと思いまーす！！｣
｢ぱちぱち〜｣と、白福さんは場を盛り上げようとしている
雀田｢で、五人いるから二対三とかにすんの？｣
雀田さんは持っている枕をポンポン叩き、白福さんの方を見る
白福｢いやー。それじゃ三人の方が有利でしょ？だから、個人戦にするの｣
A｢個人戦…ですか｣
白福｢そー。周りは全員敵！信じられるのは自分だけだよ！｣
谷地｢周りは敵…信じられるのは自分だけ……｣
清水｢仁花ちゃん、瞳孔開いてるよ……｣
清水さんは、谷地ちゃんのギラギラした目を見て苦笑している
白福｢今日は先輩後輩なし！思いっ切りぶつけてね！！よーい……スター｣
プルルルル……
雀田｢A。電話鳴ってるよ｣
A｢え、私？｣
慌てて荷物の上に置いてあったスマホに手を伸ばし、画面を見る
あれ。珍しい人から掛かってきたな
A｢た、タイムお願いします！｣
白福｢えー…じゃあAちゃん以外でやってるよ〜｣
A｢はーい｣
枕が当たらないように、そっと廊下に出た
それにしても…何の用だろう
A｢もしもし｣
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ミント - 来客が来た時には砂をかけるのが礼儀ってｗｗｗ (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 85cc2908e9 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - へっぽこリエーフwツボだわ (2020年8月14日 18時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 薊さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 127話で侑が治のこと呼ぶとこが、ツムになっていますよー (2020年6月21日 16時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - さなやさん» 少し縁下さんをかっこよく書いてみようと思考を凝らしました笑作品を好きと言っていただけてとても嬉しいです！Part4もよろしくお願いします！！ (2020年2月15日 10時) (レス) id: 055642fb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2018年12月29日 7時
