影山妹は…はい。モテますよ…Part3

114話 ページ16

食堂に着くと、直ぐに烏野の皆さんにお礼を言ってスタスタと部屋の柱の後ろに隠れた


右よし。左よし。敵はいないな……



　｢やっと見つけた｣


A｢ぎょ！？｣



首根っこを捕まれ、そのまま引っ張られた


しまった…背後の確認してなかった



天童｢Aちゃーん。もう逃げられないぞ〜〜｣


A｢あは、あはは｣



どうしよう。このままじゃ、私の顔と口に大災害が……



牛島｢白布、天童。そろそろやめろ｣



丁度、白鳥沢メンバーが食堂に入ってきた



A｢う、牛島さぁん！！｣



救世主来た！


すぐさま牛島さんの後ろに隠れる



白布｢影山…それはずるいだろ｣



白布さんはワナワナと両手を動かしている



A｢べーっだ！｣


川西｢影山…牛島さんを盾にしてるからって、強気だな｣


山形｢数秒後にAが降参するに唐揚げ一個｣


瀬見｢俺は唐揚げ二個だな｣


五色｢俺は唐揚げと卵焼き賭けてもいいですよ！！｣



待って、なんで私が降参確定になってるの


この有利な状態で私が降参するはず……






｢かげやま？｣







ビクッと肩を震わせ、後ろを見ると大平さんが優しい笑顔でこちらを見ていた


大平さんの顔に｢もうそろそろ騒ぐのは終わりな？｣と書かれている



A｢……すみません。調子に乗りました｣



大平さんの圧には勝てない……


結局、天童さんにはほっぺグリグリ攻撃、白布さんにデコピンされて事なきを得た


にしても…



A｢白布さんのデコピン痛すぎるんですけど！？｣


厨房にいたマネさん達に白布さんの文句を言いながらおでこを摩った


デコピンされて結構時間が経ったのに、まだヒリヒリと痛みが残っている


谷地｢ひゃぁあ…赤くなってるよ｣



谷地ちゃんは自分がされたみたいに顔を歪めた


クンクンッと鼻を動かすと、いい匂いが漂ってくる



A｢美味しそうな匂い…｣


　｢エビチリ、できましたよー！｣



料理を作っていたのは＿＿＿＿









A｢武田先生！？｣

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