影山妹は…はい。モテますよ…Part3

99話 ページ1

五色｢眠い…｣



五色君は隣で大きな欠伸をしている


それはそうだ。今は午前三時、白鳥沢から東京に向けてバスが出発しようとしている



A｢分か…ふぁぁ……｣


川西｢欠伸移ってんじゃ…はぁぁっ｣


瀬見｢伝染してんじゃねーか｣


山形｢なんで白布は不機嫌なんだよ…｣


白布｢…影山にスピード負けました｣



男子寮にいる時、白布さんが得意だというスピードに圧勝した


昨日の正座のお返しだ！



天童｢今回も梟谷学園で合宿だよ？


めっちゃ楽しそうだよネ！！｣


A｢はい！｣



一週間泊りがけでの合宿。かわいいマネージャーに囲まれるハーレム状態を想像する



A｢楽しそうですよね｣


牛島｢影山、ヨダレでてるぞ｣


A｢ﾊｯ……つい｣



危ない。軽く天に召されそうになってた



川西｢汚っ…｣


A｢川西さん、聞こえてましたからね｣


鷲匠｢早く乗れよ｣


　｢｢はい｣｣


白布｢影山｣



呼び止められ、強く手首を掴まれる



A｢なんですか？｣


白布｢今回こそ俺が隣だ｣


A｢すみません、私大平さんとずっと前から約束してるので｣



大平さんの腕を組んでドヤ顔する



大平｢あはは…何か悪いな｣



大平さんは、頭を掻きながら苦笑している


前の合宿の時、バスのジャンケンが嫌だって身に染みて分かったからね


前々から大平さんの隣を予約してた



鷲匠｢ゴチャゴチャ言ってねーで、早く乗れ｣



＿＿＿＿＿＿＿



天童｢先越されたネ｣


瀬見｢どんまい笑｣


白布｢…チッ……｣

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