文化祭 3 ページ41
瀬見「へー。じゃあ、工のクラスはコスプレカフェになったのか」
部活前の準備体操中、五色は隣にいた瀬見とクラスの出し物について話していた
五色「はい。コスプレは個人で準備することになったんですよ」
瀬見「工は何にするか決めたのか?」
五色「俺のは、影山と同じ実行委員のやつが決めてくれるって言ってくれたんで、何になるかは当日分かるんです」
牛島「サーブ練」
牛島の一言で、他の部員はテキパキと練習を始める
天童「なんか、Aちゃんがいないと静かダネ〜」
天童はつまらなそうにボールをクルクルと回している
川西「仕方がないですよ。文化祭委員は文化祭が始まるまで毎日夜遅くまで集まりがあるみたいですし」
山形「そういえば若利も部活代表で集まりに行くって言ってなかったけ?」
山形の一言で、一斉に牛島に視線が集まる
牛島「あぁ。影山がついでだからと変わってくれた」
天童「Aちゃん優しいぃ〜」
A「お疲れ様でーす!」
自分より大きい扉をゆっくりと開けて、Aが顔を覗かせた
大平「随分早く終わったんだな」
A「いえ、部活の露店についての確認が終わったので報告しに来ました」
まとまった資料を牛島に渡す
牛島「わざわざすまない」
A「大丈夫です。すみません、委員会を途中で抜けてきたのでまた戻りますね」
軽く頭を下げてAは体育館の扉をゆっくりと閉じた
瀬見「実行委員も大変みたいだな」
大平「委員会の中で一番大変なことで有名だからなー」
白布「疲労でぶっ倒れたりして」
白布の一言で体育館に沈黙が起きる
_____
梶田「影山、お疲れ」
A「お疲れー」
委員会が終わり、Aは帰ろうと下駄箱に向かう
A「……ん?」
下駄箱につくと、Aの下駄箱の下に大きな紙袋が置かれていた
A「これ……」
中身を見ると、ジュースや食堂の食券が入っていた
梶田「すげー。もしかして部活の人から?」
後ろを歩いていた梶田は、Aが抱えた紙袋を見てケラケラと笑っている
A「そうみたい」
梶田「愛されてんねー」
A「うるさい……」
梶田に対して冷たい応答をしていたが、Aの口元は緩んでいた
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猫ピース(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます!更新が遅くなってしまっていますが、早く上げられるように頑張ります!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - めちゃ好きです!更新頑張って下さい! (2020年5月30日 13時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 愛甘さん» コメントありがとうございます!文化祭のリクエストはいただいているので、お泊まり会を書かせていただきます!! (2020年4月27日 12時) (レス) id: 0e0afae3b3 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 本編も面白いですが、番外編もとても面白いです。文化祭とかお泊まり会見てみたいと思いました……。更新頑張ってください! (2020年4月26日 22時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 波瑠さん» コメントありがとうございます!文化祭ですね!了解です!! (2018年7月19日 10時) (レス) id: d5b0f2b75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ピース | 作成日時:2018年4月30日 15時